ケニチのブログ

ケニチが日々のことを綴っています

V.アシュケナージ+フィルハーモニア管=ラフマニノフ「交響曲第2番」

2018-09-04 | 音楽 - ラフマニノフ
 先日買ったCDを聴いた.V.アシュケナージ指揮+フィルハーモニア管弦楽団による,ラフマニノフ・交響曲第2番.

 終始やや速めのテンポを採り,スコアを丁寧に再現した演奏.フィルハーモニア管は特徴には乏しいながらも,充実かつ安定したアンサンブルを聴かせており,ライヴレコーディングゆえのミスもほとんどない.ただし,各木管ソロの音色が硬く魅力に欠けるのと,ブラスセクションのアタックへの反応がことごとく遅れ,他のパートとはまるで別の組織のようによそよそしいのは残念.アシュケナージの棒は,またいつものように頻繁なルバートを含む即興的なものであるものの,さいわい音楽の流れに特段のアンバランスを生じるほどではない(ごく自然であるとは言わないけれど).いっぽう,終楽章でのむやみに重心の高い曲作りは,無用のコミカルさを感じさせ,ラフマニノフの大らかな音楽にいま一つ馴染まない.録音は鮮明であるが,弦楽器群にやや近接の観あり.


RACHMANINOV: SYMPHONY NO.2
Philharmonia Orchestra,
Vladimir Ashkenazy (conductor),
Signum Records,SIGCD530
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G.ロジェストヴェンスキー+ロンドン響=ラフマニノフ「交響曲第2番」

2017-01-08 | 音楽 - ラフマニノフ
 先日買ったCDを聴いた.G.ロジェストヴェンスキー指揮+ロンドン交響楽団による,ラフマニノフ・交響曲第2番.

 終始遅めのテンポを採り,若干荒削りながらも生き生きと描き出した演奏.ロンドン響は技術的に安定しており,ライヴゆえの瑕疵もほとんど聴かれないが,金管・弦の両セクションがやや雑なアタックで出たり,テンポの変わり目でアンサンブルが僅かに乱れるのは気になる.また,終楽章ティンパニに痛恨のミスあり.ロジェストヴェンスキーは,強奏時にもうるさくならない自然な曲作りであるが,そのいっぽうで,スコアに記譜されたルバートよりも一歩踏み込んだ積極的な緩急を付けて,音楽が単調にならないよう努めている.なお,第1楽章ラストのティンパニ追加あり(しかもデカイ!).録音は鮮明だが,ダイナミックレンジにやや乏しい.


Rachmaninov: Symphony 2
London Symphony Orchestra,
Gennadi Rozhdestvensky (conductor),
alto,ALC 1260
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L.スラットキン+デトロイト響=ラフマニノフ「交響曲第3番」他

2016-11-07 | 音楽 - ラフマニノフ
 先日買ったCDを聴いた.L.スラットキン指揮+デトロイト交響楽団による,ラフマニノフ・交響曲第3番&交響的舞曲.

 両ナンバーともやや速めのテンポで,正確かつすっきり聴かせる演奏.デトロイト響はライヴ録音を思わせない安定のアンサンブルであるが,木管楽器群の音色がえらくそっけなく魅力減.指揮のスラットキンは,譜面を丁寧に再現しながらも,適度にテンポを揺らすなどわりあい柔軟な曲作り.録音は優秀.


ラフマニノフ: 交響曲第3番/交響的舞曲
デトロイト交響楽団,
レナード・スラットキン (指揮),
ナクソスジャパン,8.573051
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M.プレトニョフ+名フィル=ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」他

2016-10-21 | 音楽 - ラフマニノフ
 夜,愛知県芸術劇場にて行なわれた,名フィルの定期演奏会をOと聴いた.めあてのプレトニョフは,むやみな弱音と奇を衒ったアクセントの,退屈極まりない演奏.


名古屋フィルハーモニー交響楽団 第439回定期演奏会
【演奏者】ミハイル・プレトニョフ (ピアノ),アントニ・ヴィット (指揮),名古屋フィルハーモニー交響楽団
【日時】2016.10.21 18:45 開演
【会場】愛知県芸術劇場 コンサートホール
【曲目】
■藤倉大: レア・グラヴィティ
■ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
■シベリウス: 交響曲第1番ホ短調 作品39
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V.アシュケナージ+シドニー響=ラフマニノフ・交響曲&管弦楽曲全集

2016-10-06 | 音楽 - ラフマニノフ
 先日買ったCDを聴き終えた.V.アシュケナージ指揮+シドニー交響楽団による,ラフマニノフ・交響曲&管弦楽曲全集.

 どのナンバーも,比較的落ち着いたテンポで,細部まで丁寧に再現した演奏.シドニー交響楽団は特徴には乏しいながら,ライヴゆえの瑕疵もなく充実のアンサンブル.アシュケナージの曲作りはいつになく譜面重視の自然なもの.ただし,テンポや強弱の推移がややぎこちなく直線的なのは残念.録音は鮮明だが,残響が極端に少なく,ラフマニノフならではの幻想的な雰囲気に欠く.


ラフマニノフ: 交響曲・管弦楽曲全集 (5CD)
シドニー交響楽団,
ウラディーミル・アシュケナージ (指揮),
エクストン,EXCL-00018
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