goo blog サービス終了のお知らせ 

ケニチのブログ

ケニチが日々のことを綴っています

フランシス+ラインラント プファルツフィル=ベートーヴェン「交響曲集」

2025-04-01 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴き終えた.M.フランシス指揮+ドイツ・ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニーによる,ベートーヴェン・交響曲集.

 どのナンバーも,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.フランシス率いるラインラント=プファルツフィルは,技術的に安定したアンサンブルで,ピリオド奏法ならではの,率直な響きと力強さに一貫する.ただし,テンポ・キーピングが甘く,ところどころで走ったり,もたついたりするのが残念.録音は鮮明だが,音像が遠く,精彩に欠く.

 マーラーによる補筆は,あくまで現場判断としての,細部への手直しに過ぎないものの,なかにはぎょっとするようなオーケストレーションの増減もあり,油断ならない.


BEETHOVEN: The MAHLER Re-Orchestrations (3CD)
Deutsche Staatsphilharmonie Rheinland-Pfalz,
Michael Francis (conductor),
CAPRICCIO,C5484

シーム&フィルハーモニア管=ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」他

2024-12-26 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.C.シームのヴァイオリン,O.カエターニ指揮+フィルハーモニア管弦楽団による,ベートーヴェン・ヴァイオリン協奏曲ほか.

 やや速めのテンポを採り(フィナーレだけはゆっくりだが),譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.シームは,いくらか線の細い音色ながら,安定の技術で率直に弾き進めていく.カエターニ率いるフィルハーモニア管も,整然のアンサンブルでこれに合流する.また,ピリオド奏法を盛んに用いつつも,むやみに硬い印象になることなく,この曲の持つのびやかさを,よく引き出しているのは魅力.録音は鮮明だが,各セクションに近接しすぎ,終始まとわりつくような長い残響も鬱陶しい.


ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
チャーリー・シーム (ヴァイオリン),
オレグ・カエターニ (指揮),
フィルハーモニア管弦楽団,
東京エムプラス,SIGCD 704

ユジャ ワン「ウィーン リサイタル」

2024-05-15 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.ユジャ・ワンのライヴ・アルバム『ウィーン・リサイタル』.

 どのナンバーも,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.ユジャのピアノは,弱音をベースにした控えめなタッチだが,曖昧であったり,暗くなったりしない,あくまで生き生きとした持ち味.また,即興的なフレージングやアゴーギクを交えるなど,ライヴならではの遊びもある.録音鮮明.客席からのノイズはほとんどなく,少しさびしい感じもするが,全プログラムをアタッカのように繋げる編集は,独特の緊張感が持続し,楽しめた.


ウィーン・リサイタル (ハイレゾCD)
ユジャ・ワン (ピアノ),
ユニバーサル ミュージック,UCCG-45093

菊池洋子&大阪響=ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3&4番」

2024-03-26 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.菊池洋子・ピアノ,山下一史指揮+大阪交響楽団による,ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第3&4番.

 両ナンバーも,やや遅めのテンポを採り,譜面を正確かつ細部まで念入りに再現した演奏.菊池は,安定の技術と持って回ったところのない率直なタッチで,弾き進めていく.山下率いる大響が,明るくもじっくりとした音色のアンサンブルで,これを追いかける.録音は鮮明で,各プレイヤーとオーケストラ全体の振舞いを,ともによく捉えたもの.ただし,客席からのノイズを大きく拾っているのは難点.


ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調/ピアノ協奏曲第4番 ト長調
菊池洋子 (ピアノ),
山下一史 (指揮),大阪交響楽団,
キングインターナショナル,KKC 116

ノセダ+BBCフィル=ベートーヴェン「交響曲第5番」他

2024-02-25 | 音楽 - ベートーヴェン
 先日買ったCDを聴いた.G.ノセダ指揮+BBCフィルハーモニックによる,ベートーヴェン・交響曲第5番ほか.

 譜面を正確かつ生き生きと再現した演奏で,ノセダ率いるBBCフィルは,ブラスセクションやティンパニのほどよいアクセントが支える,整然のアンサンブル.この曲が持つべき迫力と,美しく抑制されたスタイリッシュさの,いずれにも事欠かないいっぽうで,場面によっては駆け足になり,音楽のディテールが弱く感じられるのは残念.録音は鮮明だが,長めの残響のなかに,音像全体のアウトラインが少々ぼやける感じも.

 なお,第4楽章の頭出しが再現部に誤っているのは,なんとも間抜けである.


BEETHOVEN SYMPHONIES NOS 5 & 7
BBC Philharmonic,
Gianandrea Noseda (conductor) et al,
BBC,BBCMM445