幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

Show must go on

2018-07-15 08:29:23 | 日記
この世には2つの種類の人間がいる。

映画版「オペラ座の怪人」(2004年)を面白いと思う人と思わない人だ。

はい、テキトーなこと言いました。

あまりに有名な舞台「オペラ座の怪人」を映画化したものですが、これが演出も美術もこれでもかってくらいに派手に仕立て笑っちゃうほどです。

特に怪人が住む地下の描写なんてなんでパリの地面の下にこんな大空間があるの!?

それ下水道やセーヌ川じゃなくなんか地中海につながってるんじゃね?

とかとにかくツッコミどころ満載なエンターテインメントに溢れる作品です。

でもやっぱり評価は両極端で特に舞台を愛する人からはとにかくけちょんけちょん(笑)

まぁわかるわ。

でもこの映画の面白さからするとそのけちょんけちょんさもむしろ褒め言葉と言えるかもしれない。


そんなトンデモ映画の「オペラ座の怪人」が好きな人ならば気に入ってくれるかもしれない舞台演劇物のアニメが始まりました。

「少女☆歌劇 レビュースタァライト」です。


少女☆歌劇 レビュースタァライト公式HPトップページより引用」

始める前から……それも1年以上前から楽しみにしていたこの作品ですが期待していた以上の楽しさにぼくはもう夢中です。

とくに舞台の設定が良い。

理屈などまったく関係なしでまるでプリキュアの変身を思わせるような衣装チェンジでスピードある演出を可能とし、その着替えプロセスもとにかく面白い。

第一熱処理工業株式会社の取材協力を得てまで実現させたその描写はくだらないギャグも真剣に丁寧に作れば上質なコメディーになるお手本のような出来です。

舞台演劇なんてアニメでやらなくてもドラマのほうが良いんじゃない?と当然出るであろう意見をねじ伏せるアニメにしかできないその演出に脱帽です。




そしてもうひとつのレビュースタァライト。

今どきのアニメは声優さんが歌い踊りその作品をライブで表現するのは当たり前となってはいますがそれらはあくまでアニメやゲームをリアルで演じるというものでした。

でもこの少女☆歌劇レビュースタァライトではそんな主従はまったくなく完全に同列で並んでいます。

なんといってもまだアニメ化の話がまったく伝わらないころから舞台ではこのコンテンツは始まっていたのですから。

もちろん演じるのは声優さんたちなのでアニメ化は既定路線ではあったし最初からアニメと舞台の2層立てというのをウリにしていたのですが。

【公開ゲネプロ】「少女☆歌劇 レヴュースタァライト-The Live-」#1 revival


まぁこの舞台も面白い。

いくら頑張っているとはいってもプロの舞台役者でない彼女たちですが、その舞台演出はあくまでアニメ寄りなのでまったく違和感を感じさせません。

別の舞 場所でのオーデションを舞台上に置かれた4つのフレームで区切り並列して見せるなんて完全にアニメ的演出です。

ぼくは新企画や新商品が発売されるときに出てくる使い古された「新感覚」というキャッチコピーが大嫌いなのですがこのレビュースタァライトというコンテンツにはその新感覚という言葉がぴったりきます。

とんでもないコンテンツが始まりました。

今後がすごく楽しみです。


しかし……ホント今どきの声優さんはなんでもこなさなければならず大変だな。





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