★“NBA仁義なき戦い”～キャブズのマスコット対コービーファンのチビっ子＠キャブズのホームコート
チビっ子「コービー！コービー！（一生懸命応援）」
マスコット「こらこら、チビっ子。ダメじゃないか、相手を応援しちゃ」
チビっ子「コービー！コービー！（かまわず応援）」
マスコット「だ～か～ら～ダメだっつーの。ウチのルブロン応援しんさい」
チビっ子「うっせーな。黙れオッサン」
マスコット「だ、オッサンじゃねぇだろ！かわいいマスコットだろがっ（怒）」
チビっ子「つーか邪魔」
マスコット「・・・スイマセン」
てなやり取りがあったとかなかったとか。。。（作り話です）
★ウェバー効果で絶好調のピストンズ
どうなのかなあと思っていたウェバーのピストンズ移籍は、今のところいい方に転んでいるようだ。
加入2試合目で先発に名を連ね、それ以降チームは11勝2敗と絶好調。
これまでピストンズの弱点の一つとして、プレイメイカーがビラップス1人しかいないという問題があった。
昨季カルロス・アローヨを放出してしまった結果、PGの体をしたシューターであるリンジー・ハンターしかいなくなってしまった。
ウェバーの最大の魅力は、得点力よりもその巧みなパスセンスにある。
ボールを持ってミドルポストに立ち、ビハインド・ザ・バック・パスをゴール下に通したり、2人のディフェンダーの間にバウンズパスを通したり、難易度の高いパスをいとも簡単に通す。
いい位置に走ればパスが来るとわかっているリップやプリンスが縦横無尽にコートを走り、相手ディフェンス網を撹乱する。
その動きにばかり気をとられていると、3ポイントラインのビラップスやラシードへインサイドアウトパスが返ってくる。
全部パスコースをふさいでも、今度は自らミドルを決めてしまう。
これまでのピストンズオフェンスは、良くも悪くもビラップスにおんぶにだっこ状態だった。
機能するもしないもビラップス次第であり、相手のマークもそこに集中していた。
しかしウェバー加入後は、オフェンスをクリエイトできる駒が一つ増えた。
これによってビラップスは今後ずっと楽にプレーできるようになるだろう。
ただ、今はまださほど問題になっていないが、プレーオフに入ってからはゴール下の守備が問題になってくる。
シャックあたりが典型的な例だが、ウェバーの守備面のデメリットをどうカバーしていくかが、今後のウェバー、そしてピストンズの課題になる。
★AI後を引っ張るAI
ウェバーがピストンズで11勝2敗の好成績を残していたその期間、ウェバーの抜けたシクサーズも7勝6敗と健闘していた。
それまでの成績が10勝29敗ということを考えれば、勝ち越したことだけでも奇跡的だと言える。
その原動力となったのは、もう一人のAI、アンドレ・イグオダーラだ。
これまで完全に元祖AI、アレン・アイバーソンの影に隠れてきたイグオダーラだったが、2枚看板がいなくなって才能が一気に開花してきた。
イグオダーラのように、抜群の身体能力が売りでテクニックは荒削りという若手プレイヤーは数多いが、彼の場合はちょっと変わっている。
普通身体能力の自慢の選手はテクニック全般が弱いものだが、イグオダーラはシュート力はないものの、ボールハンドリングとパス能力には優れていた。
得意のダンクとディフェンスに、ハンドリングとパス能力・・・・・・何かミスマッチのようにも思えるが、彼にはこんな不思議な組み合わせの素質が備わっていた。
その一風変わった能力の組み合わせは、スタッツによく表れている。
今季シクサーズが勝った試合でのイグオダーラのスタッツはこうだ。
平均21.1点、5.7リバウンド、6.6アシスト、2.5スティール
幅広くオールラウンドに高い数字を残しているが、注目すべきはアシストの多さ。
こういったアスリートタイプの選手でゲームメイクまでできるのは稀有な存在だ。
2月最初の2試合では、25点、10リバウンド、13アシストと23点、7リバウンド、15アシストというジェイソン・キッドも顔負けの数字をマーク。
シーズンアベレージは17.8点、5.7リバウンド、5.4アシスト。
2月だけで見ると23.6点、7.4リバウンド、8.4アシストという驚くべき成績だ。
これにあと安定したアウトサイドシュート力さえ備われば、近い将来リーグを代表するオールラウンドプレイヤーに成長するだろう。
追記）去年のダンクコンテスト優勝はネイト・ロビンソンだったが、成功したダンクの難易度から言えばイグオダーラの方が上だった。
あの裏バックボードダンクが忘れられない・・・・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=eKkVzaM-L_k&mode=related&search=
http://www.youtube.com/watch?v=Z_91G8-MOTc&mode=related&search=
できれば今年の再戦が見たかったなあ・・・。
