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スカパーの放送見てると楽しいのが、現地の映像がそのまま見れることなんですよね。
例えばTNTの全国放送だと、バークレー&ケニー・スミス&アーニー・ジョンソンのおもしろハーフタイムショーが見れたりします。
それと現地のCMがそのまま見れるのも嬉しい。
NBA中継中には、やっぱりNBA選手をフィーチャーしたCMもいっぱい入ってくるので、なおさら楽しいです。
ちょっと最近気になったおもしろCMを、まとめて取り上げてみようかなあなんて思います。
【T-Mobile ウェイド&バークレーのCM】
これはもうシリーズ化されていて、どんどん新しいバージョンが出てくるんですが、一番おもしろいですね。
T-Mobileというアメリカの携帯会社のCMなんですが、ウェイドとバークレーのかけ合いが毎度毎度笑ってしまいます。
“My Fave”というサービスがあって、指定した5人に定額でかけ放題となるサービスらしいんですね。
んで、そこで選ぶ5人を“Fave5”と呼んでいるみたいです。
まあ、favoriteな5人ってことでしょうけど。
その前提を踏まえてCMを見てもらえればと思います。
●レストラン編①(ビデオ)
ウェイドとバークレーがレストランで座っていると、バークレーがしゃべり出す。
バークレー「俺は、オマエを“Fave5”には入れない」
ウェイド「なんで? 僕はドゥエイン・ウェイドだよ? 僕の名前は今すごいホットなのに・・・・」
バークレー「オマエは“今”ホットかもしんねえけど、俺はレジェンドなんだ。だーれでも俺のことは知ってんだかんな(だから一緒にすんな)」
ウェイドが落ち込んでいると、女性店員が声を掛けてきて、自分はウェイドの大ファンだと興奮気味に話し始める。
ウェイドはちらっとバークレーに目線を送り、「ほら、見てみろ」とアピール。
すると今まで興奮してウェイドしか目に入っていなかった店員が、バークレーの存在に気付く。
話し相手のジャマをして自分が割り込んでしまったことを詫びる店員だが、店員はバークレーを見てから、ウェイドにこう聞いた。
店員「アナタのパパ?」
さっき「俺は伝説的な存在だから、誰でも知ってる」と大見栄切ったバークレーなのに、店員はバークレーのことがわからず、ウェイドのパパだと勘違いしてしまったというオチ。
最後のバークレーの苦々しい顔がおもしろい。
●レストラン編②(ビデオ)
どうしてもバークレーの“Fave5”に入れてほしいウェイドは、新たな作戦を考える。
ウェイド「ねえ、チャールズ。いったいどうしたら僕を“Fave5”に入れてくれるんだい?」
それに答えず無言のバークレー。
するとウェイドは自慢のチャンピオンリングを取り出し、これを貸してあげるから“Fave5”に入れてくれよと持ちかける。
ウェイド「じゃあ、僕のチャンピオンリングを貸してあげるっていうのはどう? 1週間着けさせてあげるからさあ~」
これは、現役時代に一度も優勝できなかったバークレーが、のどから手が出るほどチャンピオンリングを欲しがっていた、という前フリが効いている。
バークレーは苦笑しながら・・・・
バークレー「いいアイディアだったけどダメだ」
でもあきらめないウェイドは
ウェイド「じゃあ2週間に伸ばしていいから・・・・」
無言でクビを振るバークレー。するとウェイドは
ウェイド「もうそれなら1か月まるまる貸してあげるから! だから“Fave5”に入れてよ!」
しつこく迫るウェイドを遮るように、バークレーはリングの入った箱をパタっと閉めて、キッパリと強く言い放つ。
バークレー「ドゥエイン、俺はオマエの指輪は受け取れない!」
するとたまたま通りかかった店員が、最後のバークレーのセリフだけを聞いて、何かを勘違いする。
つまり、「指輪=婚約・結婚」ということで、ゲイカップルがプロポーズをしていて、バークレーがそれを断っているのを目撃してしまったと勘違いしたわけだ。
誤解されたまま否定もできずに、またもバークレーの苦々しい顔で終わる。
●ゴルフ編(ビデオ)
グリーン上でパットを打とうとしているウェイド。
ウェイドのスコアを落としたいバークレーは、集中しようとするウェイドを何とかジャマしようとする。
バークレー「オマエ、なんつーだっせぇセーター着てんだ?」
ウェイド「黙っててくれ。今このパットを打とうとしてるんだ」
バークレーの口撃を意に介さず、冷静に切り返すウェイド。
しかしバークレーのちょっかいは止まらない。
バークレー「もしオマエがそのパットを決めたら、黙ってやるよ」
ウェイド「マジでー!」
バークレー「大マジだよ」
バークレーを黙らせようとさらに集中するウェイド。
そしていざ打とうとした瞬間・・・・いきなり携帯の着信音が鳴り響き、ビックリしたウェイドはパットを大きく外してしまう。
ガッカリするウェイド。
着信を見ると・・・・やっぱりバークレーからだった。
「でたよ」と思いながら、バークレーにちらりと目をやるウェイド。
するとバークレーは
バークレー「あ、ゴメ~ン! 今忙しかったぁ~?」
呆れてクビを振るウェイド。。
【Hanes ジョーダン&キューバ・グッディングJr.のCM】
ジョーダンがメインキャラクターのCMなのだが、毎回共演する俳優さんの演技がおもしろい。
ちなみにここに出ているキューバ・グッディングJr.は、決してコメディアンというわけではなく、「ア・フュー・グッドメン」「ザ・エージェント」などに出演していて、アカデミー助演男優賞を受賞したこともあるれっきとしたオスカー俳優です。
●Tシャツ編(ビデオ)
バスローブ姿のキューバが、MJの楽屋を訪ねに行く。
しかしMJが不在だったため、MJのかばんの中身を物色し始める。
するとまず出てきたのがドライヤー。
「スキンヘッドなのに必要ねぇだろ!」と笑う。
次にMJがカバーのシリアルの箱。
「なんでこんなの持ち歩いてんだ?」とポイと捨てる。
それからコロンを見つけ、
「う~ん、これが天下のMJのコロンか~」とシュッシュッ。
そうやってイタズラをしていると、HanesのTシャツを見つけ、その肌触りの柔らかさに感動する。
するとおもむろにバスローブを脱ぎだして・・・・
そうこうするうちに楽屋に帰ってきたMJ。
しかし自分しか入れないはずの楽屋から、何やら大きな奇声と物音が。。
トビラを開けると、そこにはMJのTシャツを着てドリブルしながら、MJになりきって大騒ぎしているキューバが・・・・
「キューバ、何やってんだ?」とMJ。
急にさっきまでの勢いがなくなって小さくなるキューバ。。
最後にキューバはMJの額入り写真を取り出し、「僕のママのためにサインして」と訳のわからないお願い。
その写真もMJのカバンから勝手に出したものなんだが・・・・
●パンツ編(ビデオ)
今度は自分の楽屋に入るキューバ。
するとそこにはMJから贈り物が届いていた。
中身を見てみると、それはHanesのパンツだった。
「キューバ、この新製品のパンツを試してくれ。すごくいい感じだぞ」とMJからのメッセージも。
早速はいてみるキューバ・・・・
その後MJを見つけたキューバは、さっきのパンツの御礼を言おうとする。
キューバ「マイケル、パンツありがとね」
でも遠くにいたMJにはよく聞こえない。
MJに聞こえるようにと、キューバは大声でこう叫んだ。
キューバ「俺はー! 今キミのパンツをはいてるんだー!」
するとMJの取り巻きが一斉にキューバに振り返る。
「何あの人、他人のパンツはいてるの? 変態かしら・・・・」
と一瞬で空気が凍りつく、というオチ。
●ケビン・ベーコン編(ビデオ)
そういえば、ちょっと前にこういうバージョンもありました。
ご存知ケビン・ベーコンが、日常の何気ないものをシュートしようとするんですが、なぜか毎回ジョーダンが出てきてブロックしてしまうというオチ。
大物俳優とジョーダンがコラボしてるってだけでも十分おもしろいです。
【Cub Cadet ルブロンのCM】
ルブロンのCMというと、ナイキのやつはもう皆さん知ってると思うんですけど、これはアメリカならではの家庭用芝刈り機のCM。
(ビデオ)
ある日の朝、ルブロンがコーヒーを片手に新聞を拾いに行くと、隣りのおっさんがちょっかいを出してくる。
おっさん「ヘイ、ルブロ~ン! ミスター・ビッグマ~ン! 今動きのいいのはどっちかなあ? ミスター・スーパースター!」
とウザイほど絡んでくるおっさん。
ルブロンは呆れ顔で相手にしない。
でも・・・・
おっさん「どっちがバスケうまいかなあ? 勝負しろよー!」
と無謀な挑発をしてくるおっさんに、ルブロンの表情が変わる。
で、何やらトラッシュトークをしながらドリブルで近づいてくるおっさん。
棒立ちのルブロン。
おっさんが調子に乗ってシュートを放つと、ジャンプもせずに棒立ちのまま思いっきしブロック!
思わずよけたおっさんは、ビビって黙ってしまった、というオチ。
最後までコーヒーカップを片手に持ったままのルブロンがGOOD。
【Adidas Brotherhood CM】
以前ちらっと撮影風景を紹介した(ブログ)、アディダス・オールスターズ揃い踏みのCMなんですが、その完成品が流れてたので。
(ビデオ)
テーマになってる“Brotherhood”というのは、直訳すると兄弟愛とかになるんですけど、ここでいう意味は“協調性や仲間意識”ってことだと思います。
バスケはチームワークだってことですね。
選手だけのバージョン(ビデオ)や、ちょっと前の“I Believe”という別テーマのCM(ビデオ)もついでに紹介しときます。
アディダス・オールスターズも、当初はKG・ダンカン・T-MACの3人をメインで露出してましたが、去年あたりからアリーナスとビラップスが加わって5人になり、そして今年は今最も旬なドワイト・ハワードも仲間入りしました。
なんかどんどんアディダスの勢力が増してきてる感じがしますね。
ルブロン頼みのナイキと、AI頼みのリーボックは、完全に勢いで負けてる気がします。
【NIKE ナッシュのCM】
そうだ、ナイキと言って思い出しましたが、ナッシュのCMがありました。
ナッシュといえばサッカーが得意なことで有名ですが、このCMではオフ中のトレーニング風景という感じで、サッカー以外にもテニスの腕前なんかを披露しています。
トレーニングなのかどうかはわかりませんが、スケボーでマンハッタンを駆け抜けちゃったりもしています。
(ビデオ)
やっぱスポーツ万能なんですねえ~
これだけ他のスポーツもうまいのは、ナッシュだからだと思いますが。。
サッカーのテクだけで言えば、こんな映像もありました。
(ビデオ)
【NBA.com デュラントのCM】
こないだ初めて見て、「うわぁ、カッケー!」と思ってエラく興奮したんですけど、NBAが作ったケビン・デュラントのCMです。
デュラントが、これまで所属してきた高校やら大学やらのユニフォームを次々と脱ぎ捨てていって、最後にNBAのユニフォームになったところでコートに入っていくというストーリーなんですが、とにかく渋い! クール!
センスあるなあ~と思います。
(ビデオ)
最初の水色のは文字がよく見えないんですが、たぶん小学校時代かなと。
で、次の黒っぽいのに黄色の“DREW FREEMAN FALCONS”っていうのが、たぶん中学校時代。
その次の緑の“MONTROSE CHRISTIAN”が、あの伊藤大士も一緒にプレーした(最終学年の1年間だけですけど)という高校時代。
それから、マクドナルド・オールアメリカンの高校オールスターチーム。
そして1年だけ所属したテキサス大。
最後に現在のソニックスのユニフォームが出てきたところで、アリーナの歓声が聞こえてきて、そのまばゆい光の中に進んでいく・・・・という内容。
“Where wearing the dream happens.”
「夢に着替える場所、それがNBA・・・・」
ってなわけですね。
川平ジェイじゃないけど、「クーッ!」って感じです。
この興奮は共感してもらえるかなあ~
ちなみに・・・・
たぶんこのイメージを真似してるんだと思いますけどね。
(ビデオ)
確実にパクってますよね、ハイ。
ええ、「NBAが」「ヒッキー北風を」です。
【Sprite CM】
最後にもひとつオマケで、これはNBA選手のCMじゃないんですが、ちょっとカッコ良かったので。
(ビデオ)
曲のクリップはこちらですが、バンド名とかは知りません。。
『Falling Away』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/2a/8fcb38737f4aaf78cd21c36864e96917.jpg)
「誰がウェイドのパパだって?」
日本帰ったら入ろうかな?
タイは3連休だというのに、貧乏暇なしで、うちの工場は、土曜日も月曜日も出勤日。(仕事しろよおい
面白そうなCMばかり。
家帰ってみます。
サンキューです。
日本のCMももしかしたら、海外の方が見たらそう思うんでしょうか?
非常に意外に思えるのが、海外のCMのほうが日本のCMより遠まわしなアピールに感じることですね。
日本以外の有名諸国は言いたい事を何よりも先に言ってしまうイメージがあるので。
前回の記事で長いコメントに対しての長いお返事ありがとうございました。
お返事こそしていませんが、じっくりと読ませていただき、「なるほどー」と思わせていただきました。
新しい記事がアップされましたら、そのつど新しい話題に勝手ながらコメントさせていただきますね。
でも!!しっかり、お返しいただいたコメントは読んでいることを知っておいてください!!w
失礼な奴と思われないか不安でして(>д<)
NBAのゲームが見れない上に、CMの話までしちゃったら余計見たくなりますよね。
とりあえず今んとこは You Tube で我慢してください。。
タイはのんびりしてるイメージあるんですけど、お休みの日も工場稼動してたりするんですね?
タイ人の人たちが帰っちゃいそうですが(笑)
このCMで息抜きしてくださいねー
確かにおっしゃる通り、伏線的な仕込み笑いが多いですね。
日本の方が派手で直接的な見せ方が多いと思います。
海外は、普通のコミュニケーションは確かに直接的なんですが、こういうCMとかは逆に何かを暗示するようなものが多いです。
これが“笑い”ではなく、“ユーモア”なんだと思いますね。
日本だと「笑い=お笑い芸人」みたいなイメージがありますが、アメリカでは「一般人でも誰もが持つユーモア」みたいなとこから笑いを生み出してる気がします。
失礼?
こちらもみなさんのコメントを読んで、知ってもらいたいなと思うことを返しているつもりです。
そうしていって、互いに知らなかったことを知れたり、さらに理解が深まったりすればいいなと思います。
意見の違いは、決してケンカではありません。
様々な見解があるなかで、そのどれを信じるかは個人の選択であり自由ですから。
答えは一つじゃないですし、それはそれぞれが判断すればいいことですからね。
GAMEとおんなじくらい好きなので紹介して下さってすごく嬉しい♪♪
ウェイドとバークレーの最新作、指輪編はそういうお話だったんですネ。
英語よくわからなくて何言ってるんだろーと思ってました。
でも演技見てるだけでもなんとなくお笑い系なのはわかるのでおもしろいです。
MJとキューバのも大好き。
ルブロンの「バシィ!!」って音がすごいブロックもww
30秒だけでかなりおなか抱えて笑えます。
シリアス系もすごいステキです。
NASHの運動能力にはもうびっくり。
特撮?とか思いました。
こんなにNBAのPLAYERのCM見れていいなぁ。。
で、、、デュラント。。
ヒッキーのパクリってコトはやっぱ重ね着なんでしょーーか・・??笑
EVERMOREの曲も渋くていいですね~☆
またオモシロ系の話題も紹介してくださいね♪♪
どんな記事かな~と毎回楽しみにしていますので☆
全然反響がないので、作り損かな~と思ってたんで。
普通のゲームネタを作ってる方がはるかに簡単な作業ですから。
NBAがアメリカのものである以上、それを理解するのはアメリカの文化を理解することだと思っています。
僕が最初にラップに興味を持ったのも、NBA選手の大部分が好んで聴くラップってどんなんだろう?という興味から始まりました。こういうCMなんかも、選手の持つユーモアのセンスや、いかに笑いが身近にあるかということを知ってもらいたいからです。
だから僕の中では、音楽やら、笑いやら、プレー以外の要素を紹介することが、NBAとまったく関係ないとは思っていません。
様々な側面から物事を多角的に捉えることによって、より深くその対象が理解できるようになるのだと思います。
是非いろんな目線を持ち、いろんな側面に関心を持ち、決して1を見て10を知った様な気にはならないようにしたいものです。