昨年2月の香嵐渓中馬のお雛様見学?以来、久々の主婦4人組の登場です。
なかなか皆の都合がつかず、というよりほとんど私の都合で計画がなかなか実行できませんでした。
今回4人組の出没先は…茶臼山の芝桜。
「運転手は君だ~♪」ではありませんが、色々追い目のある私が、ハンドルを握ることになりました。
「大事な奥方殿を乗せて…」内心大丈夫かなぁ?と思いながら、道先案内人はいることだし。
慎重な運転を、とにかく慎重な運転をして、無事奥方殿を家に帰すまでは気を抜かずに!!
8時、4人は一路、茶臼山芝桜へと出発しました。
そのような私の思いが通じたのか、お天気にも恵まれました。
久々に会った4人組、話題は尽きることなく、はち切れんばかりの話題を満載して車は軽やかにスムースに進みます。
「ドングリの湯」にある道の駅に到着。
出発の時と比べると、空気が少しひんやりしています。
道先案内人いわく「ここのパンはどれでも美味しいのよ」
「それは買うしかないね」
焼きたてパン、入っているのはアップルクリームです。
焼き立てのパンをその場でほおばると、
「このリンゴ、甘さがちょうどいいわね」
さらに店内を物色する4人組。
お昼ご飯用の山菜おにぎりを積んで、目的地の茶臼山へと発進。
「やはり行楽地は平日に来るに限るね」
上りになると、主婦4人を乗せた車はちょっと息苦しそう!
11時前、無事到着。
芝桜は、ここからリフトに乗って頂上に咲いています。
「頂上は冷えますから、上着を忘れずにお持ちください」アナウンスが響きます。
先ほど焼き立てパンをほおばったのに。
箸にさした浅漬けキュウリに目が行っています。
とっても美味しそうに並んでいるんですもの。
それぞれが長~い(本当に長いのです)キュウリを持って、
「こんなん持ってリフトに乗れないよ~」
テントの下にテーブルが並んでいます。
ここで早々に昼食となりました。
「豪華な昼食だね!?」
皆で楽しい時間を持ち、また食材のどれもが新鮮でとっても美味しく…ほんとに豪華な昼食でした。
吹く風はやはり冷たかったけれど、それすら感じられない時間が過ぎていきます。
リフトは二人掛けです。
すれ違うリフトに乗っている人たちはツアーの人も結構いました。赤・青・黄色・緑・ピンクなど、リボンが風に揺れていました。
乗ってすぐに、リフトが止まりました。
「安全確認のための停止ですので、ご安心ください」アナウンスが流れます。
「ここでずーと止まっていたらどうしよう」
「怖いね」
「この高さなら、飛び降りられるね」
これは私と対面のリフトの人との会話です。
リフトはすぐに動き始めました。
すれ違い際、お互いに手を振りながら
「さようなら」
同じ観光地にいる人は、旧来の友人のようです。
頂上は帽子が飛ばされるくらい風が有ります。
芝桜は4~5分咲き。
赤・白・薄ピンク・濃いピンク・紫そして葉のグリーン。
どれもが手入れが行き届き、生き生きと揺れています。
高貴な香りに鼻孔が刺激されます。
茂みからは、「ホーホケキョ、ケキョケキョ」と自慢の声が。
その声は、訪れた人々を歓迎しているかのように、澄んで高らかです。
頂上からの眺める山並みもくっきりと目に入ります。
「夏にはあのバンガローで過ごしたいね」仲間の誰かの声がします。
ご夫婦が仲良く並んでお弁当を食べています。
奥様の弁当の入れ物に目をひかれました。
何が入っているのか?興味津津の私。
奥様と目が合います。
「お食事中すみません」
「いいえ」にこにこと奥様
「ちょっと変わった入れ物ですね。何が入っているのですか?」と私。
「五目御飯の上にアマゴとよもぎのてんぷらが入っていますよ。この方が食べやすそうだったので」と奥さま。
それは、プラスチックの入れ物に入った「カップdeごはん」。
スプーンで食べるんです。発想がユニークですね!
ご夫婦に失礼をお詫びして辞しました。
のんびりした時間を満喫して、再びリフトの人となった4人組です。
さぁ、帰ることに。後半分、気を引き締めて出発。
途中、茶臼山の麓にある道の駅に寄りました。
ここでも話の花が咲きます。
売店ものぞいたり…。
朝採りの山菜が並んでいます。
私は、きゃらぶき用のヤマブキを買いました。
車に乗ると、雨がポツリポツリ。
「タイミングがいいよね。車に乗ったら雨が降ってくるなんて」
そんな話をしているうちに、
一筋のイナズマとともに、大粒の雨が落ちてきました。
空もねずみ色に。
「リフトに乗っている時に雨が降らなくて良かったね。この様子だと雨にぬれてしまった人もいるのでは…」
そんな会話をしながら、車は家路へと向かいます。
有料道路に入る頃には雨も止んでいて、ところどころ道路が濡れているものの、あの雷がウソのような天気になっています。
新緑の中、良く喋り、良く喋り…よく食べ、気が付くと5時ちょっと過ぎ。
何と過ぎる時間の早いことか!!
無事に大事な奥方殿を家に送り、心身ともに充実した一日のせいか、全く疲れを知らない私です。