記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

天使のマキアージュ

2010年09月27日 20時14分34秒 | Weblog
パリに留学していたわりには有名どころのてっぺんに上ったことがあまりなかった。
凱旋門はぐるぐる回る螺旋階段に目がまわったのと、足が前に進まず途中でゼーハー言った記憶あり。故に2度目はチャレンジしていない
今回初めてノートルダム寺院のてっぺんに昇る決意をした。ざっと見100人近くの長い列が出来ている。いつもこの調子だと言うので最後尾に並んだ。少しして双子の女の子とお父さんお母さんが後ろに並んだ。年は5才くらいかな、ふたりともめっちゃかわいい。目鼻立ちがハッキリしていて、いたずらに満ちたその瞳の輝きがたまらない。
どうしてヨーロッパの子供たちはあんなにかわいいんだろうか。よく言えば切れ長の目が細い日本人にはあり得ない顔である。
私にもあんなかわいい子がぽんって生まれてくれればいいけど!

その双子ちゃんがお母さんと一緒に向いにあるカフェでアイスを買いに行った。二人とも満面の笑みで顔くらいある大きなチョコのアイスにかぶりついて列に帰ってきた。てっぺんから徐々に食べればいいのにそんなことはおかまいなしの二人。たちまち口のまわりが茶色く染まっていった。私の前で家族と並んでいたフランス人のおばあちゃんが、「あらぁ、チョコでお化粧してるのね」とウィットに利いたコトバを双子のお母さんに言った。それを聞いた列に並ぶ人たちもかわいい双子の微笑ましい様子にぱっと笑顔に変わった。私は誰よりも愛情たっぷりの視線を二人に送り続けていたので、双子ちゃんも私の目線を追うまでになっていたまるでちゃんと見ててとでも言ってるみたいに
名前はアレックスとメラニーちゃん。特にいたずらっ子はアレックス。柵に登ろうとしてパパに怒られていながら、また挑戦している。どちらかというとアレックスは私に似ているかもしれないアイスを食べ終わると、今度は背負っていたリュックについている三つ編みをしている女の子のアップリケに夢中になった。片方の三つ編みがほどけてしまっていたら、アレックスは無心に三つ編みをはじめた。メラニーはパパの膝の上で本を読んでもらっているが、アレックスは自分の世界に突入したのだ。結局、待ったのは1時間半ほど。でもかわいい二人が時間の長さを忘れさせてくれた。
てっきりエスカレーターで登れるものかと思っていたら、コチラも恐怖の螺旋階段だった。後ろから登ってくるアレックスとメラニーちゃんがいるので、途中で足を止めることは出来なかった。でもてっぺんからの眺めは最高です。

余談。。。案の定翌日から帰国まで筋肉痛でした











fine ART photographer Masumi
コメント
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