記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

戸袋

2009年01月11日 20時57分53秒 | Weblog
久しぶりに聞いた。

ドリームハウスを見ていたら出てきたコトバ。

小学校4年まで住んでいた家には戸袋があった。夜は必ず戸袋から戸を出し、朝は戸袋に閉まった。雨の日は滑りが悪く出しにくくなる。春になるとスズメが戸袋にいつの間にか巣を作っていた。いきなりヒナたちが騒ぎ立てた時は親スズメがエサをくわえて帰ってきた時。
引越した家には戸袋はなかった。そのかわり、アルミ性のジャバラ式のシャッターが取り付けられていた。
いまこのテレビを見るまですっかり記憶の彼方に追いやられていた。
あの木の温もり。懐かしいなそして和室以外の部屋でも天井には木の梁があった。
友達の家は洋風の造りが多く、壁はまっ白い壁紙か柄付きのもの。梁や押し入れや襖なんてない。子供心になんて我が家は地味なんだろうか。とガッカリしたものだ。
しかし、大人になって京都の町屋を利用した宿、あずきやさんに泊まった時、当時の我が家が懐かしくてたまらなくなった。
まさに私が過ごしたあの子供部屋とうりふたつの天井だった。部屋を照らす照明まで似ていたから、朝起きた時ここは一体何処なのか、瞬時に理解出来なかったほどだ
不思議なものだ。あれから梁のある天井を見ながら過ごすことはなかったのに、あの瞬間、確かに私は昔の私の子供部屋にいた。
いつか自分の家を持つことが出来たら、あの子供部屋と似た造りの部屋も造りたい。そしてたまにはベッドではなく布団を敷いて、あの頃と同じように梁を眺めながら眠りにつきたい。


伝統工法はすばらしい!すべてが計算し尽くされているからだ。
歯科の鋳造も似たところがあるが、接着材料の隙間がある分異なるのだ。
参考動画;鋳造
fine ART photographer Masumi
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