この本を読んでいると、思い出す人がふたりいる。
ひとりは秘書室時代に仕込んでくれた大先輩。旦那様を亡くされてひとりでお嬢様を育て、いまはもう退職されたが、毅然とした素敵な女性。
もうひとりは私の祖父と父の両方の秘書を務めた方で、この方も毅然としていながら優雅さを失わない素晴らしい人だ。
「礼状が書ける」「約束をきちんと守る」「型どおりの挨拶ができる」「姿勢を
正しく保つ」「贅肉をつけない」。
「なーんだあたりまえじゃん」という方は読まないでいいと思う。
私はこういうあたりまえのことが、ぜんぜんできないので、先にあげたおふたりをはじめ、いろんな先輩にしかられながら人生をおくってきたように思う。
もういいかげん叱ってくれる人もいないので、これを読んで自分自身でちゃんとやろうと思った。
「もてはやされている人に擦り寄らない」
は同感だ。権力者に擦り寄る女性は、下品なかんじがするものね。
著者である坂東眞理子さんは、この本を下記のような願いをこめて書いたとのことだ。
1・現代の社会のなかで女性の生き方、役割が大きく変わり、伝統的な道徳が通用しなくなったにもかかわらず、新しい基準が確立せず、混乱がみられるから。
2・男性たちが従来の組織人間、会社人間の枠にどっぷりつかり、お金や権力の魔力からぬけだせないなかで、女性も同じ轍を同じように権力志向、拝金志向になってはならないと思うから。
3・地球環境の問題、途上国の人たちが抱える問題、高齢化、科学や技術の進歩などがもたらす新しい諸問題の中で、私たちの社会がどうあるべきか、どう生きるべきかがあらためて問われているから。自分の家族の幸せだけでなく、地球レベルの女性の品格が問われているから。
全部実行するのは無理だけど、私はとても勉強になったし、心がけているだけでも背筋が伸びそうな気がする。今は机の上に置いて、バイブル状態。
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ひとりは秘書室時代に仕込んでくれた大先輩。旦那様を亡くされてひとりでお嬢様を育て、いまはもう退職されたが、毅然とした素敵な女性。
もうひとりは私の祖父と父の両方の秘書を務めた方で、この方も毅然としていながら優雅さを失わない素晴らしい人だ。
「礼状が書ける」「約束をきちんと守る」「型どおりの挨拶ができる」「姿勢を
正しく保つ」「贅肉をつけない」。
「なーんだあたりまえじゃん」という方は読まないでいいと思う。
私はこういうあたりまえのことが、ぜんぜんできないので、先にあげたおふたりをはじめ、いろんな先輩にしかられながら人生をおくってきたように思う。
もういいかげん叱ってくれる人もいないので、これを読んで自分自身でちゃんとやろうと思った。
「もてはやされている人に擦り寄らない」
は同感だ。権力者に擦り寄る女性は、下品なかんじがするものね。
著者である坂東眞理子さんは、この本を下記のような願いをこめて書いたとのことだ。
1・現代の社会のなかで女性の生き方、役割が大きく変わり、伝統的な道徳が通用しなくなったにもかかわらず、新しい基準が確立せず、混乱がみられるから。
2・男性たちが従来の組織人間、会社人間の枠にどっぷりつかり、お金や権力の魔力からぬけだせないなかで、女性も同じ轍を同じように権力志向、拝金志向になってはならないと思うから。
3・地球環境の問題、途上国の人たちが抱える問題、高齢化、科学や技術の進歩などがもたらす新しい諸問題の中で、私たちの社会がどうあるべきか、どう生きるべきかがあらためて問われているから。自分の家族の幸せだけでなく、地球レベルの女性の品格が問われているから。
全部実行するのは無理だけど、私はとても勉強になったし、心がけているだけでも背筋が伸びそうな気がする。今は机の上に置いて、バイブル状態。
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