
5月5日6時半ごろの気温
甍の波と泳ぐこいのぼりと歌えるような風は吹いていない
快晴とまでいかないが晴れ

フェンスの向こう側では綺麗に手入れされたグリー上に
惜しげもなく大量に散水して芝の保護か
グリーン上を柔らかくするためかの作業が早朝から行われてる
遊ぶ人を喜ばせる仕事も大変そうだ

たくさんのつぼみや咲き始めた白椿が
夜間の低い気温や冷たい霜にやられてる
此れを侘び寂びとでも言うのだろうか
端的に言うなら真っ白な花を咲かす手立てが取れない
貧乏によるところの寂びであろう
簡素、清楚、とは言葉はいいが貧乏を意味するところかも
それを古き茶人と称する人々が言葉を変えて 侘び 寂び と使い始めたとか
茶人たちが一腹の茶をたてる場所には一輪挿しで飾るのも
たかだか一杯のお茶にあの手この手と時間を費やしご馳走するのも本来は
簡素、清楚、侘び、寂び、を織り込んだ貧乏人の一人舞台なのかも