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小沢憲法私案ー国連常備軍

2006-05-06 12:26:29 | 憲法改正論議
 小沢氏は自由党党首だった平成十一年、月刊誌上で「日本国憲法改正試案」を発表。「昭和二十六年にサンフランシスコ講和条約が締結され、国際的に独立国として承認されたことを契機に、占領下に制定された憲法は無効であると宣言して、もう一度、大日本帝国憲法に戻って、それから新しい憲法を制定すべきであった」と、改憲の必要性を指摘している。

 当時の小沢氏は、(1)平和主義(2)基本的人権の尊重(3)国民主権-の三原則に加え、「国際協調主義」が現憲法の前文にうたわれていると主張。「この四原則を変える必要はない」とし、新憲法には「国際協調主義」を具体的な条文で表現するよう訴えている。

 その主張と密接に関連しているのが小沢氏独自の「国連常備軍」構想だ。「小沢試案」は現行九条のあとに次の条文を付け加えている。

 「日本国民は、平和に対する脅威、破壊および侵略行為から、国際の平和と安全の維持、回復のための平和活動に率先して参加し、兵力の提供を含むあらゆる手段を通じ、世界平和のため積極的に貢献しなければならない」

 その役割を果たすのが「国連常備軍」だ。小沢氏は一昨年、護憲派の横路孝弘衆院副議長と、「憲法の範囲内で国際貢献するために、自衛隊とは別の国際貢献部隊をつくる」ことで合意した。

 自衛隊とは別組織論については「効率が悪い」(前原氏)など若手議員の反発が強い。「小沢氏が国連常備軍構想で党内をまとめようとすれば党を飛び出すしかない」と話す若手までおり、こうした情勢で小沢氏が憲法問題に積極的に取り組むか疑問視されている。



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