中部電力が政府から浜岡原子力発電所の全原子炉運転停止を求められたが、その対応にもたついています。
3.11 福島第一原子力発電所が人災事故を発生させ、全6基の原子炉が運転不能となっていますが、中部電力は浜岡原子力発電所の危険性を自覚することも無く、3.11 以降も原子炉の運転を継続し続け、あたかも今回の原子炉運転停止要請を外的要因としてとしか捉えていない愚かさがあります。
少なく共、3.11 福島第一原子力発電所の原子炉の事故から放射能が放出され続ける危機的状況を、中部電力は別世界の現象としか捉えていなかったことも判明してしまいました。
従って、中部電力は、政府の浜岡原子力発電所の全原子炉運転停止の要請を受けても、直ちに対応策を発表出来ないことで判明してしまいました。
国会や毎日新聞紙上等でも、地震震源地の真上に立地していることで、あれほど浜岡原子力発電所の危険性が指摘され、即時運転停止を求める声が拡大していましたが、中部電力は、これらの声を無視・放置し続けたことの付けが降りかかって来たものです。
今回のドタバタ劇は、「安全を軽視する電力会社」の実態が表面化し、その姿がさらけ出されただけです。
社会的な責任感が欠如した企業が「独占的に電気事業が出来る」、これが問題の根幹です。
企業間競争の厳しさを想像することさえ出来ない企業体に問題発生の根幹があります。