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makoto's daily handmades

日々暮らすだけの生き方
写真の二次使用は許可しませんので悪しからず

お手伝い 7月9回目 摘果

2024-07-21 05:21:33 | 労働

この日は、兄、母、私、途中から義姉の4人で作業しました。

今回は、今年最後の摘果作業です。

育ちが悪い果実を落としていくのですが、いやぁ、なんか罪悪感いっぱいの作業です。

花芽の頃から見てきた果実ですから…。

もしかして1個の果実は、100個の花芽の犠牲の上に成り立っている?いやもっとか?というくらい選抜に選抜を重ねたスーパー選抜選手なのかもしれません。

しかもこれだけ選抜しても、大きい果実とは限らず、なんだか形が悪かったり、大きく育たないこともあるし…。

あとは台風次第という今後の天候もありますからねぇ。

↑これ、果樹園の所々にある落とし穴。

気をつけないと、作業中に落下して大怪我をします。

奥の方に丸いモノがいくつかありますが、これがいらない果実を入れて、後で埋め立てます。

 

イケコミ穴と呼んでいまして、商品にならない果実をこの穴にポイポイ捨てていきます。

この穴が果樹8本に1つくらいの割合で掘ってあります。

穴の大きさもだいたいごみ捨て場のポリバケツが2〜3個は入る大きさでしょうかねぇ。

これがどの穴もいっぱいになるくらい捨てることになります。

 

よくB級品という言葉を聞くと思いますが、B級品はまだ食べられるモノです。

B級品に届かない農産物がどれだけあるのか、ご存じない方もいっぱいいらっしゃいますからねぇ。

食料問題だとかおっしゃる方に限って、B級品以下の存在は無視される傾向にあるような…。

選抜に選抜を重ねなかった農産物は、全部B級品以下なんですよねぇ。

畑の中でどれだけの農産物が朽ち果てていくのか、ご存じないようです。

全部B級品以下だったら、農家は営農できない訳で、多くを犠牲にして商品として販売できる農産物を生産しています。

 

で、イケコミ穴の中では果実が腐敗して行くのですが、そこにカブトムシムシやクワガタムシ、その他諸々の昆虫がやってきます。

だから私はカブトムシやクワガタムシなんて見飽きていてなんとも感じないンです。

時にはスズメバチとかも来ますから。

さすがにスズメバチは気をつけますが、恐怖で悲鳴を上げるなんていうことは生涯で未経験です。

私が10歳くらいまでは養蜂もやっていましたから、蜂に恐怖心を持たずに育ってしまったようです。

小学1年生の頃、教室に蜂や蝿が入ってきたとき、悲鳴の1つも上げないと変人扱いされるとは知らなかったンです。

だって養蜂をやっていたら、蜂の恩恵を戴いている訳ですから益虫ですもの。

さて、この日は予備釣り銭の勘定もしました。

これは私が得意としているので、ほぼ一任されているのが辛いところ。

私は札勘も硬勘も、前職のおかげで得意です。

翻って実家のメンツはできることならやりたくない仕事らしいのです。

個人的にはダブルチェックありきの釣り銭勘定なのですが、誰もダブルチェックしてくれないのです。

ため息混じりで1人でトリプルチェックするしかありません。

世の中、全部デジタル通貨になればいいのに…。

そう思うものの、小規模農家の小規模直売所では、いまだ現金オンリーです。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。


西湘さんぽ・散歩できない暑い開成町

2024-07-20 05:52:19 | 遠出

この日はMIFさんの所用で、足柄平野へ行きました。

↑東名高速道路の大和市、綾瀬市、海老名市はこういった橋がたくさんあります。

以前は自治体の横断幕合戦があって、まるで大喜利か?という感じでしたが、今は高速道路会社と綾瀬市くらい。

 

当初の予定では、小田急線で小田原駅まで行って、城下町をうろうろする予定でしたが暑さに負けそうなので中止。

開成駅前から町内のワークマンへ。

正面の山は箱根の外輪山。右端はワークマンの店舗。

↑前の写真の反対側で、奥の小さな山は大井町の丘陵。

開成町は近年とても人口が増えている地域です。

だがしかし、30年程前は田んぼばかりでした。

 

ここ1〜2年で急激にガチ農業をやらざるを得なくなった私には、まだまだ農作業着が必要です。

私が住む地域にもワークマンはあるのですが、工事、介護、飲食業用のラインナップです。

開成町は宅地化が進んでいるものの、まだまだ農作業着需要があるらしく、私が欲しいタイプがたくさん!

今回も、自宅付近では取り寄せ注文になってしまう商品を試着して購入できました。満足。

 

買い物が終わって、道の駅にでも行こうかなー(歩いて)。

いや、この暑さは危険な感じがする…。

私は自分の直感を信じるタイプなので、近くの木陰がある公園で休憩することにしました。

ちょうど近くの小学校の下校時間らしく、子ども達が、ワラワラ歩いて行くのを眺めていました。

あまり目で追っていくと、不審者仕様の人物と見なされるので、ホントにボーッとするだけ。

飲み物を飲みながらやり過ごし、片道徒歩10分程の駅前スーパーマーケットまで戻りました。

ここでまた汗が引くまで一休み。

↑開成駅前。

駅前だけはちょっと大きめの高層住宅がありますが、それ以外は田んぼや畑と住宅が混在していて、時々工場があって。

私の印象では、子どもが多い町だなー、と。

子育てしやすい環境が整っている感じがします。

なによりも、町のなかの道は直線道路が多くて、京都の碁盤の目のような感覚になります。

開成駅から小田急線に乗ります。

↑隣の新松田駅で下車。

近くの私立高校の下校時間だったのか、高校生をたくさん見かけました。

↑新松田駅といえば、駅前のマニラ食堂。

いまは営業していないそうです。

なぜマニラ?

この疑問は33年間、いまだ解けていません。

このあとMIFさんと合流して帰路に着きました。

 

梅雨明けして、本格的な夏になりましたが、片道10分の道のりもちょっと危険だなぁ、と思いました。

どなた様も日中の外出では、「大丈夫かな?」と不安がよぎるのであればムリせずに予定を変更されますように。

もし予定変更がムリなら、暑さ対策はご十分に検討されますように。

 

この日、私は予定変更をしましたが、次に小田原へ行く楽しみが増えたと思うことにしました。

そして往復20分の散歩でさえも危険と感じる自分の直感を信じて良かったと思っています。


瞬殺マンゴー

2024-07-19 10:04:07 | 飲食

沖縄県に住む従弟Kくんから実家にマンゴーが届きました。

そのお裾分けがわが家にも届きました。

 

で。

美味しい国産マンゴーは、瞬殺で私とMIFさんの胃袋に収まりました。

 

従弟Kくん、ありがとうございます。

自分では買わないけど、いただくと超嬉しい果物、マンゴーのご相伴に預からせていただき、幸せです。

 

今年の沖縄は、台風が少ないせいで海水温が上がり、農作物の栽培等に心配がたくさんあるのだとか。

海洋生物の研究者である従弟Kくんも何かと大変だとは思いますが、元気に過ごしていただきたいです。


お手伝い 7月8回目 ツル切り&地方発送準備

2024-07-18 05:04:58 | 労働

この日は、兄、母、私の3人で作業しました。

まずはブドウのツル切りから。

6月末にやっていた作業ですが、また脇芽とかツルが伸びに伸びまくりましてねぇ。

永久機関か?と思うくらいの伸び方に閉口しながらの作業です。

↑作業が終わった後の地面。

いらない脇芽やツルがドッサリ。

↑場所によっては地面が見えないくらいです。

 

頭の上を見上げながらの作業なので、切り落とした枝葉はかき集めた方がいいとは思いますが…。

実家では、地面に落としっぱなしです。

理由は、観光農園ではないので、素人がこの場所に入らないこと、今の段階ならそのままにしていてもいずれ土に返るからです。

 

もぎ取り体験ができる観光農園はホントに大変です。

私の実家ならそのまま放置できるのに、地面の清掃、片付け、除草、地面ならしまでやらなければなりません。

その苦労まで思いを馳せる消費者なんていませんからねぇ。

人口減少局面では、もぎ取り体験はそうそうできないことなんですよねぇ。

 

この日の朝、兄からメールで「バイクは母屋側に寄せて停めて」と指示がありました。

これは防除作業車が果樹園に出入りする関係でバイクを置く場所が変わるためです。

その割に兄がいつまでも防除作業をしないなー、と思っていました。

するとどうやら兄は天気予報を勘違いしていたらしく「え?これから雨?嘘でしょ?」と言い始めました。

防除作業は作業の前後3時間ずつは降雨があると、やり直しです。

だからこの日は昼頃がちょうどいいタイミングだったのです。

兄にしては珍しい失敗だったのですが、これも天候次第という農業の困ったところです。

 

近い未来、農業分野でもAIが導入されるのが当たり前になるそうです。

だがしかし、地震予測がいまだうまくいかないことを考えれば、まだまだ農業分野のAIは試行錯誤が伴っていくはずです。

せめて天気予報の制度が高くなり、そのリマインダーがうまく機能しなければ防除1つできない訳です。

防除作業が完璧にできるなんて、いまだそんな農業は広く普及せず。

AIの指示通りで完璧な農業をするのなら、まずは画一的効率的な農作物の生産からでしょうねぇ。

現在の多様性ある食生活の一部を、一時的とはいえ人類は手放せるでしょうか?

 

難しいことを考えても仕方がありません。

私は粛々とお手伝いをするだけです。

次回も楽しくお手伝いしたいです。


急な在宅日

2024-07-16 14:07:10 | 日記

昨夜、天気予報を見ながら「ホントに明日は実家の手伝いできるのか?」と疑問に思いながらも兄からの電話なし。

 

本日、手伝い日なので朝4時半起床。

大急ぎでできる家事をサクサクこなして、農作業&バイク運転ができる服に着替えて、身支度を終えて。

午前6時に兄から入電。

 

兄:本日のお前のお手伝い、どうしよう?

私:どうしよう?じゃあないです。毎回のことですがアタシは手伝いに呼ばれれば行くし、呼ばれなければ行かないだけの話です。決めるのはニイチャンです。

兄:うーん、どうしよう?

 

ま、こんな感じなので、私が「雨で中止なら行きません、来なくていいって言えばいいじゃん」と、決めゼリフでポッカリ予定が空きました。

 

どうにも兄は優柔不断なので、当日キャンセルの時は毎回この調子です。

私は毎月20日の予定表を自主的に提出して、万障繰り合わせて実家のお手伝いをしています。

だがしかし、兄は次の予定というのを、その直前の日にならないと決められない…。

嘘でしょう?私、もうその日は絶対に手伝えないって前月から伝えているでしょ?と言うときも…。

これも仕方がありませんなぁ、私の兄だから。

 

という訳で、今日はポカンと空いた予定なし日。

実家の手伝い服を着替えて、自宅ダラダラ服に。

急な休みのひは、ポスクロがちょうどいいンです。

ちょっと英語に触れて、見ず知らずの方の自己紹介文を読んで、その方に思いを馳せたりして。

それとちょっと本を読んでみたり、撮りためた録画を観てみたり。

ゆっくり自宅でのんびりなんて、今後はなかなかできない時期が来るので、ボーッと過ごす予定です。


エッセイ「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」を読む

2024-07-15 08:52:25 | 読書

佐藤愛子著。

先月、草笛光子さん主演の「九十歳。何がめでたい」が映画上映されました。

 

その原作は、佐藤さんの2冊の本だとも知りました。

原作を読んでみたいなー、とは思うものの、映画公開直後なので図書館での貸出は順番待ち。

エイヤッ、と本を購入してみました。

 

だいたい予想通りの内容ではあったものの、驚くのは後期高齢者になった著者が怒りを持ち続けていること。

体力、気力が満ちているなぁ、凄いなぁって。

私なんて著者の半分程しか生きていないけれど、諦念の塊。

とてもじゃあないけれど、著者程の長生きは望めないし、望んでいません。

怒りなんて高カロリーな感情を保って生きづけるなんて、とても、とても。

本書では、前書より8歳年齢を重ねて、以前ほどの怒りを持てないと嘆いていらっしゃいます。

 

え?これで嘆く程のことなの?

 

いやぁ、私なんて現状で98歳に負けているなぁ。これじゃあ、私は還暦を迎えられないンじゃあないかなー、この身の上を嘆くしかない感情さえ生まれてきます。

 

そして現在、祖母に「九十歳。何がめでたい」を貸しています。

祖母より年上の著者のエッセイを、祖母はどう読み解くでしょうか?

私は読んだところで、自分の諦念を改めることはないし、いずれ迎える最期は穏便でいたいし、忘れ去られる権利を発動したいものです。


お手伝い 7月7回目 設営準備&擦傷防止

2024-07-14 05:17:16 | 労働

この日は、兄、母、私の3人で作業しました。

直売所開設の時期に近づいてきたので、駐車場や営業時間等の案内看板を作りました。

とはいえ、毎年手書き(汗)

義姉は子どもの頃から書道を習っていたので達筆ですが、私はヘロヘロ流ヨロヨロ文字。

いや、兄や母よりはマシか…という手書き文字。

書きたくはなくても書かざるを得ないので、店頭にこの文字が掲げられるのか…とクラクラする思いをグッと我慢しながら書きました。

 

さてこの日は主に擦傷防止の段ボール片を挟む作業でした。

↑分かりにくいですが、右端の果実の下側、左側の2つの果実の間に段ボール片を挟み込んでいます。

全国の果樹園で必ずやっているとは限らず、柔らかい緩衝材を挟んでいることがあったり、やり方はいろいろ。

私の実家の場合、段ボール片で、使用済みになった時に回収せず地面に落としたままにします。

冬に耕耘する際に土中に鋤き込んで生分解させるためです。

それと、亡き祖父の生前は、ザブトンはさみと呼んでいました。

当時は段ボール片を挟んでいたのかなぁ?

他の資材だったのかもしれません。

なにせ、私は初めて経験している作業ですから。

↑元々調子がやや不良だった果樹が枯れ始めていました。

果樹園に生えている木は、全てが素晴らしい成長をするとは限りません。

中には少し調子が悪い木が存在します。

30年くらい前、父に教わった時は、苗木を植えて5年くらい成長させてから果実を成らせ、10年で採算が取れ、15年が収量最盛期、20年で伐採検討、25年で伐採。

ま、全てがこの計画通りとはいかないのですが、こんな感じです。

そして、その30年前と全然違うのは気候変動です。

暑すぎる夏のせいで、もう実家の果樹園では、メイン農産物を育成する気候ではなくなりつつあるのを実感しています。

同じ品目ではなく、他の品目への改植を検討してもいい時期です。

以前から兄には、ライチを植えよう、と提案しているのですが、鼻で笑われています(苦笑)

 

さて農産物の自動販売機の近くで作業をしていたら、幼馴染Kちゃんのお母様が声をかけてくれました。

Kちゃんのお父様は、収穫シーズンにお手伝いに来てくださる方です。

挨拶を交わし、父のこともお伝えしました。

Kちゃんのご両親は、私の両親と同世代ですから、誤嚥性肺炎と言えば理解してもらえます。

父が不在の直売シーズンだなんて、そんな日がもうすぐやってきます。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。

 

☆おまけ☆

先日、入院中の父に、母、兄、伯父が面会できたそうです。

伯父は父の長兄で、父より12歳年上の方で、私からみれば、そっくり兄弟で2人とも亡くなった祖母似。

ですが、父はその伯父のことが分からなかったみたいです。

そのことを教えてくれてくれたのは、実家の祖母(母方の祖母)で、入院中の父には1度も会っていません。

あーあ、私はまた仲間外れにされているなー、と悲しみがあります。

もう入院中の父に私が会うことはないけれど、父の様子も巡り巡って噂程度にしか耳に届かないけれど、父が生きていることだけは漏れ聞こえてくればいいや、という気分です。

物心ついた頃から抱えていた、私だけなんか違う、私だけ家族じゃあない、という圧倒的な寂しさを再び突きつけられています。

そして祖母もあまり父のことを知らされていません。

この日は、祖母に父があと2か月は実家に戻ることはない、と伝えました。

本当は、母は父を自宅で介護したくないのです。

だからこの先ずっと、父が自宅で寝起きすることなんて無いのです。

祖母にそれを伝えると、おそらく母とケンカになるので言えません。

おばあちゃん、ゴメンよ、本当のところを教えられなくて…と心苦しいです。


今年の桃

2024-07-13 05:44:48 | 人々

今年も桃が届きました。

生産者は山梨県のGさん。

宅配便の伝票を見たら、差出人が、入院中の父の名前でした。

来年も再来年もその先も、差出人の名前が父でありますように。

父は、今年、桃を食べることができるのかなぁ?

病院や施設で、缶詰の桃しか食べられないかなぁ?

それともミキサーですり潰した桃だけになるのでしょうか?

届いた桃は美味しいけど、父がこんな美味しい桃を食べられない年が来るだなんて。

 

私が最後に会った時は、誤嚥性肺炎と脱水で、憔悴していた時でしたから、今は少し元気になっていると思います。

退院したら…と想像したくても、もう実家に戻ることはないだろう、とこれ以上私自身が傷つかないように諦念しています。

私は父に親孝行なんてな~んにもできなかったなぁ。


お手伝い 7月6回目 設営準備&擦傷防止&地方発送準備

2024-07-12 04:33:21 | 労働

この日は、行きがけに降雨。

兄から電話連絡もないし、仕方なく雨合羽を着用してバイクで実家へ。

結果、たいした作業がない日と判明しました。

こういう時は、ぐずついた天気が影響するのか、苛立ってしまってダメですねー。

この程度の仕事なら兄と母の2人でできるじゃあないか、と臍を曲げがちでした。

 

まずは直売所設営です。

ずっとやっているように思われますが、じつは1日1時間くらいの作業です。

私なら…開店2週間前に3日間くらいで集中して設営して、モノの場所を覚えるOJTをすればいい、と。

ま、兄と母はダラダラやっているから、都度都度置いてあるものが、あちこち散らばってしまいます。

これまで、モノの住所が決まっていないので、モノを探すのに時間がかかってしまっていました。

私にはそれがイライラの原因だったので、ラベリングでモノの住所を決めました。

だがしかし、それは私が担当する場所だけであって、それ以外がねぇ…。

素肌に付ける防虫スプレーと、直接害虫に振りかける殺虫スプレーが同じ場所で保管されているのがねぇ…。

せめて棚を変えて欲しいのですが、うまくいきませんでした。

 

いつかは母も高齢を理由に直売はもちろん農作業から引退する日が来ます。

その時、母しか分からないから、他の人ではできない、という状況を作りたくありません。

少なくとも、モノの収納場所は誰でも分かりやすく…これは私の長年の願いです。

今年だけでなく、来年以降も関わるのなら、毎年改善したいことです。

 

その後、メイン農産物の手入れです。

メイン農産物は、果実が大きくなるほど棚の番線や枝と擦れて果実に擦傷ができます。

それを予防するために、擦傷ができそうなところに段ボール箱の切れ端を挟み込んでいきます。

その段ボール箱の切れ端は、飲料水の段ボール箱が薄手で使い勝手がいいのです。

ゆえに昨秋から、私も自宅での気が向いた時に捨てる予定だった段ボール箱を切り刻んで、4センチ×10センチくらいの短冊型に切った段ボール片を切っていました。

これを大量に使って、少しでも擦傷が少ない果実が育つようにします。

 

昼休憩を挟んで、午後は1人で地方発送準備をしていました。

兄と母は、伯父と一緒に、父との面会、祖母はお出かけでした。

地方発送準備では、宅配の伝票に郵便番号を記入するのですが、注文表に郵便番号を書き忘れている方が多くて…。

それを調べる作業に終始しました。

というのも実家の農園は、昭和のままの超アナログです。

だから20年ほどのブランクがある私でも抵抗なく手伝えるのですけれどね。

注文表もいまどき、郵便とFAXですから。

個人経営の果樹園でも、SNSを駆使している方々が殆どですが、実家はぜーんぜん、どこ吹く風です。

それでも全国の皆さまからご注文をいただけるという幸運に包まれています。

その中には本物の富裕層の方もいらっしゃるンです。

お一人で何十軒も送ってくださる方が富裕層とは限らないンです。

本物の富裕層とは「来年からは半分の方にしか送らないので、それではお宅様がお困りでしょう?お友達をご紹介させていただいていいかしら?」とおっしゃって、新たなお客様をご紹介してくださるンです。

しかも、それまで送っていた軒数が同じではなく、総重量が同じかそれ以上の方をご紹介してくださる…。

それを1年前に行動を起こしてくださるありがたさ。

そしてご紹介いただいた方も、数年後に軒数を減らす際に新たなお客様をご紹介してくださる…。

富裕層と呼ばれる方々は、庶民とは心意気が違うなー、と思わされる一面です。

実家のような小規模な個人経営の直売所で、とくに広告をしなくても皆さまからご利用いただけるのは、こういった口コミのおかげです。

もう、ホントに感謝しかないンです。

ただ…近年オーバーツーリズムというか、お客様が多過ぎて苦慮することも出てきました。

まずは直売シーズンに向けてやるべき準備を整えなければ。

 

次回も楽しくお手伝いしたいです。