◇バンコク珍道中…!

過去、いろいろな旅をしてきました。
ヨーロッパに一人旅するとき、往復航空券のみで宿の予約無し、なんてこともクリアしてきましたし。
どうにかなるもんさ、と、心のどこかで思いつつ行動することが常。
特にひとりのときは、その土地の空気を感じることに重きをおいてしまうので、さしたる計画無く動くことがほとんど。

それにしても今回は。
ほんと、ぎりぎりでした。

タイ旅行の目的地ホアヒンは、バンコクから250キロほど離れたリゾート。
バンコクのホテルからホアヒンに行くときに乗ったタクシーの運転手さん、英語も話せる人だったし、帰りもお願いしちゃおうと話を持ちかけると、ホアヒン~バンコクより更に遠い空港まで、同じ金額で行きますよ、と商談成立。

さて、昨日の夕方。
約束の時間にホテルのロビーで待っていると、デスクあてに30分ほど遅れる、と連絡あり。
ま、このくらいのことは予測していなかったわけではなく、平常心。
約束の時間から45分ほど経過して登場したのは、約束したのとは違うお方、おまけに女性、おまけに自家用車。
友達のタクシーがここに向かう途中で故障したので、まずはこの車に乗れ、と。
友人があなたをピックアップできるところまで行くわ、というので、そこで待つこと30分。
件のタクシードライバーが別の車で?と思いきや、やってきたのは、またまた違う友達。
とにかく、空港までお願いしますけど、ちょっとスピード出さないと間に合わないかも!
 ってわけで、この彼、飛ばし屋らしく、ぶいぶいスピードあげて、ふぅ~、間に合いましたよ、フライトに。

カウンターで搭乗手続きをしようと、eチケットを出したところ…。
係のお姉さんが、行き先はどこ? とか、いつ出発? とか、普通はいちいち訊かないことをやたらと尋ねるのです。
そして「あー、なるほど、来月の今日の予約になってますよ。どうりで名前がリストにないと思ったわ」、と。
 がーん。
帰国翌日は、仕事なのよ、アタクシ、どうしましょ。
 と、一瞬頭の中が真っ白になったものの、お姉さんの表情はあまり深刻ではなく。
どうにかなる? とお願いすると、うーん、ちょっと待って…、としばし。
 結局、思っていた便に座席を確保することができ、一件落着。

こんな危機一髪の珍道中、今までにない経験でした。
もちろん、命に危険が及びそうなことではなかったけれど、個人の楽しみのとばっちりで、仕事に穴をあけたりはしたくないですからね。

見知らぬ外国人のアタシを空港まで送ってくれた、タクシー運転手のお友達2人。
予約日を間違えたおばかなアタシを全く責めず、さらりと対応してくれた空港カウンターのおねえさん。
みんないい人たちで、思い起こすと笑っちゃうような出来事だったけど、今となってはよい思い出です。

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