三島由紀夫の単行本「文化防衛論」第一部に、
最初に登場するのが、この論文。
共産党の革命宣言に対するアンチテーゼで、
何故に共産主義がいけないのか、という事について、
熱情をもって書かれている。
簡単に言うと、文化や伝統、天皇制の否定、といった
革命思想にあり、その方法にも警鐘を鳴らすもの。
言論の自由や、一党独裁に反対している。
これって、今の時代についての警鐘なのか?
と思ってしまう程の内容。
今の世の中では、共産党のいう事の方が保守的ですらある。
やはり、前にも思ったのだけれど、三島が生きていたら、
美辞麗句を並べ、改革ばかり唱える今の政治について、
何と言ったか、興味深い。
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