本朝徒然噺

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上野の山は花ざかり

2005年04月08日 | 東京下町
京都旅行から戻ってきた後、すぐに東京の桜が満開になったので、東京で花見。

朝早く家を出て、会社に行く前に上野の山(上野公園)へ寄った。
上野は、東京音頭にも「花は上野よ ちょいと柳は銀座……」と唄われているとおり、古くからの花見の名所である。

平日の夜や休日の昼間ともなると、とにかくものすごい人だかりで、酔っぱらって騒ぐ人たちやカラオケをやる人たちもいるので落ち着いて桜など見ていられない。
そのため、上野公園の桜は毎年、朝見に行くことにしている。

例年だと、朝は人もまばらでゆっくりと見ていられたのだが、今年は、4月に入って新入社員も多いせいか朝から人がたくさん歩いていて、びっくりした。
池の周りのベンチもほぼうまっている。

しかたがないので、歩きながら花を見て公園を抜けた。

冒頭の写真は、清水観音堂のしだれ桜。
鮮やかなピンク色が美しい。
清水観音堂は、その名のとおり、京都の清水寺を模して建立されたもの。

清水観音堂の灯籠と桜

観音堂の石段を降りる途中、石灯籠の背景に桜がひろがっていた。


桜と柳

不忍池のほとりの桜と柳。ピンクと緑のコントラストが美しい。


弁天堂と不忍池の桜

不忍池の周りの桜と弁天堂。夜間は弁天堂がライトアップされ、また違った美しさがある。


公園を出た後、近くのコーヒーショップで朝食をとってから、地下鉄に乗って会社へ向かった。

日が長くなってきて、陽気もよくなったこの時期、朝早く起きるのはなかなか気持ちがいい。
きれいな花も見て、なんとなく、その日一日がんばって仕事ができそうな気がした。
やはり、「早起きは三文の得」である。



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