うたた寝映画日記

米子ではたらく税理士の個人的映画論

ホントに税源移譲?

2007年02月12日 17時02分55秒 | ビジネス
平成19年分の所得税より、税率が現在よりも小刻みに改正されます。
所得が195万円以下の方は5%の税率で済みます。その分、地方税率は一律10%(都道府県税4%、市町村民税6%)と全体的に上がります。
これは、小泉前首相の置き土産、国から地方への税源移譲の現れです。
簡単にいえば、国が徴収していた税金を、地方に少し分けてあげます、ってこと。

しかし、よ~く税率表を見比べてみると・・・

課税所得1800万円超の富裕層の所得税率が37%から40%に上がっているじゃあ~りませんか。確かに所得税と住民税あわせた税率は最高50%と変わらないのですが、この3%が気になって仕方ありません。つい低所得者の5%税率創設と地方税率一律10%に目が行きそうですが、さりげない高所得者の所得税率3%増。
この3%が意図するところは!?ホントに税源移譲?

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