うたた寝映画日記

米子ではたらく税理士の個人的映画論

「銀色の雨」プレミアム上映会

2009年09月22日 13時41分55秒 | 映画論
久しぶりに、ブログタイトル的な内容です。

昨日21日(月)
米子コンベンションセンターにて
昨年、米子でオールロケを行った話題の映画

「銀色の雨」

の全国ロードショーに先駆けてのプレミアム上映会があり行ってきました。

監督は、
北海道発、伝説のテレビ番組
「水曜どうでしょう」
の生みの親

鈴井貴之 監督です。

昨日は、監督も舞台挨拶に来米。

僕も、普段見慣れている米子の街がどうスクリーンに映し出されるか
楽しみにしておりました。

ロケは、淀江、米子、境港、美保関と鳥取西部中心。
現在、ロケ地マップも制作中とか。

作品の感想・・・・
「見終わった後、身近なひとにありがとうと言いたくなるような
 ジワッと心に浸み込む秀作です」

キーワードは、登場人物3人が抱える

それぞれの過去(トラウマ)そして、家族。

観客は、登場人物の誰かに感情移入してしまう。

今日からシリーズで「銀色の雨」略して

「ギンアメ」特集です。


中村獅童は、引退勧告されたボクサー岩田章次役を好演。

片足を引きずり現れる昔の友人。
高校の時はあんなに仲が良かったのに。
米子に帰ってきた章次を復讐で出迎える。
「男達の挽歌」にも通じる復讐劇(ちょっと飛躍しすぎか!?)

そういや、中村獅童は、
ジョン・ウー作品、「レッドクリフ」にも出演。
あのトニー・レオン兄貴とも競演しているスゴイ俳優なんです。

昔の友人の復讐に、殴られても、殴られてもグッと耐える姿は、若き日の鶴田浩二を彷彿とさせる。
いや、チョウ・ユンファか!?

米子に来て殴られてばっかじゃん。

でも、哀愁漂う抑えた演技。
僕と同級生なのにあの渋い男の背中はなんなのだろう。

彼の母親との関係も、僕には心に浸みました。

最近、面と向かって母親に感謝の気持ち言えてないなぁ。

僕は、どうやらボクサー役の中村獅童に感情移入してしまったようです。

年齢も同い歳ですし。

上映後のホール入口。
観客でごった返してます。