高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

””詩歌 31.7.2014””

2023-04-06 23:10:17 | 日記

””詩歌 31.7.2014””

 

2014年07月31日


未来をかんがえないから 生きていられる わらっていられる
希望とは 未来をかんがえないこと いや 未来の条件をかんがえないこと
希望とは ダイレクトに 希望するものを思うこと 希望とは 信仰

雨が降っている 雨は恩寵 天と地がつながる 追憶と現在がつながる 雨よ いつまでも降っているがいい 雨は親密の奇蹟 最良のルメード(癒し) 天の優しい訪問 生命(いのち)の泉

ぼくはついにあなたを見出さなかった 永遠の約束された人よ いや ぼくがそう思えるということは あなたはぼくとつねにずっといたのだ あなたをもとめて いろんな処を いろんな人を 訪ねた あなたの面影を たしかめようと ぼくはつねに見出したのではなかったか そのつど あなたのいろんな面影を そのつどぼくは愛した それがぼくの人生だった これからもそうであろう

音楽 心が響く時 岩も割れるであろう

きみの 音楽のささげものに ぼくは どのように むくいたらよいのか とぼしいぼくの言葉で 雨の降りしきる この親密な日に 地の神に愛されないこの根を切られた人間は ただ楽の音に顕れたきみの真実のみ信じて その真実はイデアの神にささげられた そのゆえに ぼくにも開かれた ささげものであることを 感謝にて受け入れ 浄められたものでしかありえない魂をもって きみの魂を愛するのほかには


 薄明の雨後叢の蝉の声
  我独りなし君の音魂

 





あなた御自身のイデア(あなた御自身の理念)を信じてください。それはぼくのイデアでもあります。
 裕美様
 2015.11.6