容喙現象のモーニングコール
2023年04月19日(水)
昨日の朝、めずらしく明快で判明な「音信」があって、それを契機に起床した。ぼくは既に目覚めていて、何時起きようかと思っていたところだったのだ。その時、明確に、うちのインターフォンが一回鳴ったのだ。そうとしか判断できない鳴り方。その音の間近な明瞭さと大きさからして、外からのものではない。だが、実際にはうちのインターフォンの音ではなかったことは、すぐ見に行ったがフォンのライトが点滅していないことで判った。夢のなかで聞いたのではない。これはあきらかに、ぼくの言う集合的容喙現象の一つである音声送信だと判断できた。というのは、こういう種類の現象は、頻繁ではないにしても、たまに経験してきたからだ。ぼくが普通の生活の時間帯に起きていて行動している時に。何処からなのか、勿論分からない。この世の裏側の異次元から? こういう現象に出くわして ぼくはいつも思うのだが、そしてそれをみんなにも伝えておきたいのだが、ぼくたちの生きているこの世は、ぼくたちの理解を超えたとんでもないからくりで動き、生起している面があるのだ。そしてこういう現象を冷静に捉えて対処できるようになったのは、ネット上で、全く同類の現象経験の報告を数多く確認できるようになったお蔭である。こういう現象を報告する人々は、通常人と何ら変わらない人々である。報告内容を読んでいればそれは判る。 この世のなかで起こる、あまりにもよくできた「偶然の一致」の現象なども、この世自体がそういう不思議な、そしてどうも裏世界の未知の知性存在が関与しているような、人間の通常常識をはみ出た面のある世界だから起こることなのだ。そういうことをそれこそ常識として知っていなければ、真面目で落ち着いた生活もできないはずだ。 ぼくはこういう現象経験を得々と言いたい者ではない。一般に、ネットなどで自己主張したり発信したりすること自体に、その結果における社会的有益性は別として、あまり感心しない。そういうことをする時間と力があれば、それを、自己顕示とは関係ない地道で沈黙した古典的な人間勉強に振り向ける者こそを、ぼくは尊重したいし、その範に倣いたい。 いちおう世界の不可解さを知ったら、そのこと自体に深入りしないで、人間のオーソドックスな勉強をするのが、異常なことを経験しても自分は正常である人間の務めであると思う。そこに ひとの尊厳が護られるだろう。