下新庄学童クラブ記事倉庫

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全国児童館・児童クラブ大会

2005-07-20 | 放課後児童指導員の活動
 7/17.18の2日間、神戸国際会議場において第7回全国児童館・児童クラブ神戸大会(主催:全国児童厚生員研究協議会・児童健全育成推進財団 後援:厚生労働省・神戸市・兵庫県等)が開催されました。

 今年度のテーマは「地域福祉の担い手として児童館・児童クラブの新たな役割について」で、それぞれ全体会や分科会で、今、行革の嵐の中で児童館や児童クラブ=学童保育に何が出来るかを追求しました。
 1日目の開会式では虐待の増加・ニートの拡大・現場での指定管理者制度の波が報告されました
 開催地が神戸と言う事で特別報告として、阪神淡路大震災での児童館・児童クラブの被災状況と震災後の子ども達の為の活動が、神戸大会の実行委員会が制作した映像と共に報告され、これまでの子ども達の笑顔を取り戻す為の様々な取り組みや活動が語られました。

 そして、記念講演には「少年H」で現在300万部突破という妹尾河童氏が「どんな時代でも子どもは希望だ-少年Hで伝えたかった事-」と題してユーモアを交えながら熱く語って下さいました。
 妹尾河童氏の講演の内容は、とても面白く、体験に裏付けられた様々なエピソードが語られて行きました。
 どこが勝ったかもしらない戦争を知らない高校生・戦争体験者が一生懸命語っても面白くないと感想を述べる高校生の話を聞いて、伝えようとしても伝えられない、だけど伝えなければいけない事がある。
 これは「伝え方の悪さ」が原因であると分析されておられました。
 子どもの目線で、同じ目線で物事を見てみると様々な発見がある、その視点であきらめないで伝えて行く事が大切だ!とご自身の波乱に満ちた体験も踏まえて語っておられました。
 インドの例をあげられ、多様な種族の中で共存出来るのは「相手を認める」=「相手との違いを認める」と言う事が自然体で行なう事が出来ているからで、それを身に付ける事が大切だ。と述べておられました。
 判り易く伝えるのは大人の責任であると言う言葉が胸に染みました。

 この後、分科会に別れ2日間テーマを追及しました。