6/26の大阪学童保育研究集会の午後からの分科会は最初は「次世代育成計画の推進と運動」に参加しようと思っていましたが、その基礎となる青少年の「今」を知っていなければ・・・と表題の子育て講座の分科会に参加して来ました。
講師は横浜市立大学の中西新太郎先生で、長年引きこもりの調査とサポートをされていて、戦後の日本社会の変化を研究されていて、若者文化にお詳しい文化社会学の先生です。
普通に育つことが1997.8年の文化・情報環境の急激な変化以降大きく変わって来たと指摘、大人の3万人自殺時代・失業が大きく影響し、子ども達の対人関係や文化に影響を与えたと述べられていました。
文化環境の「固体化」=小ロット化と消費文化が結びつき、細分化する事でメジャーな漫画雑誌でも作品のファンの細分化がされ発行部数も伸び悩んだ状態になっている。
音楽業界もテレビゲーム業界もしかり。
又、ケータイと言うどこでもドアを手に入れる事でコミュニケーションの手段や不安になる事の視点が大きく変化している現状・・・。
学校でグループに所属しないと生きていけないし、自分のキャラをあらかじめ立てておかないとジコチュー(自己中心的)と排除され、それを虐めていると感じない人間関係が通常化している配慮の世界が蔓延し日常化している事・・・。
相手の機種にどんな絵文字が入っていてこちらで送った絵文字が画面に出るかまで配慮して他者とコミュニケーションをとる普通の高校生達・・・排除と暴力の文化の新しい特徴と指摘しておられました。
そして最後に、この若者たちとどうかかわって行くかと言う命題では、展望と支えを大人達が用意し社会的自立像をイメージしてもらう、そして同じ地面や社会環境で向き合い、共通のものを持って肩を並べる事で、弱さを認めその弱さを認識や共感として豊かにして行く事で安心感や見通しを持つのではないかと問題提起して下さいました。
ひとり一人の命はかけがえのない大切なもので揺るがすわけにはいかないしそれを子ども達自身が認識し、回りも認め尊重する社会にする事が、今の混沌とした若者文化やコミュニケーション方法の問題点を打破する道なのだなと学んだ分科会でした。
講師は横浜市立大学の中西新太郎先生で、長年引きこもりの調査とサポートをされていて、戦後の日本社会の変化を研究されていて、若者文化にお詳しい文化社会学の先生です。
普通に育つことが1997.8年の文化・情報環境の急激な変化以降大きく変わって来たと指摘、大人の3万人自殺時代・失業が大きく影響し、子ども達の対人関係や文化に影響を与えたと述べられていました。
文化環境の「固体化」=小ロット化と消費文化が結びつき、細分化する事でメジャーな漫画雑誌でも作品のファンの細分化がされ発行部数も伸び悩んだ状態になっている。
音楽業界もテレビゲーム業界もしかり。
又、ケータイと言うどこでもドアを手に入れる事でコミュニケーションの手段や不安になる事の視点が大きく変化している現状・・・。
学校でグループに所属しないと生きていけないし、自分のキャラをあらかじめ立てておかないとジコチュー(自己中心的)と排除され、それを虐めていると感じない人間関係が通常化している配慮の世界が蔓延し日常化している事・・・。
相手の機種にどんな絵文字が入っていてこちらで送った絵文字が画面に出るかまで配慮して他者とコミュニケーションをとる普通の高校生達・・・排除と暴力の文化の新しい特徴と指摘しておられました。
そして最後に、この若者たちとどうかかわって行くかと言う命題では、展望と支えを大人達が用意し社会的自立像をイメージしてもらう、そして同じ地面や社会環境で向き合い、共通のものを持って肩を並べる事で、弱さを認めその弱さを認識や共感として豊かにして行く事で安心感や見通しを持つのではないかと問題提起して下さいました。
ひとり一人の命はかけがえのない大切なもので揺るがすわけにはいかないしそれを子ども達自身が認識し、回りも認め尊重する社会にする事が、今の混沌とした若者文化やコミュニケーション方法の問題点を打破する道なのだなと学んだ分科会でした。