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男前田のブログです!

旅の日記や日々の出来事

鞆の浦・保命酒 広島西条・白牡丹

2017年10月31日 | 観光

この前のブログに書ききれなかったことを補足します。

鞆の浦を訪れた際に、「保命酒」についても見学してきました。「保命酒」を江戸時代に一手に造っていたのが「中村家」ですが、その建物が重要文化財の「太田家住宅」として残っています。

「保命酒」は1685年に中村吉兵衛が餅米を主原料に16種類の漢方薬草を使って醸造した薬酒で、藩の指定を受けて独占で醸造販売していました。

明治になって中村家の専売権がなくなり、業者が増え、現在は4つの酒蔵で製造しています。

中村家の立派な屋敷は参勤交代の西国大名の宿所であり、江戸末期に三條實美らが京都から落ちのびたときも、後に上京する時も宿泊したそうです。

見る人によれば、なかなかの値打ち物の掛け軸が

「保命酒」と聞くと「養命酒」と似ていますが、それもそのはず、明治時代になって「保命酒」を造っていた人が県外に行って「養命酒」を始めたそうです。「養命酒」は医薬品になりますが「保命酒」は酒類のリキュールになります。私も1本買って帰り飲んでみました。あまり甘くなくて、漢方薬草がいかにも効きそうな味でした。

このツアーの最後に訪問した「白牡丹」酒造では、日本酒についていろいろと教えていただきました。

 

 

説明を聞いてなによりも驚いたのは、大吟醸と普通の酒のどちらが美味しいかです・・・

大吟醸は40%まで精米するので、それほど精米すると中心のデンプンだけになります。普通の米ではこれほど削ると砕けてしまうので、つぶれにくい山田錦がいいそうです。40%まで精米するとタンパク質はけずられるため雑味がなくなりますが、酒本来の美味しさはなくなります。大吟醸や吟醸は美味しいものと思っていましたが、そうとも言い切れないそうです。説明後の試飲でも、多くの人が美味しいといった酒は普通酒でした。その結果、皆さん、手頃な価格の普通酒を買って帰りました。もちろん私も。

日本酒といえば辛口を好む人が多いですが、辛口・甘口を決めるのは比重であり、水より軽ければ日本酒度が「+」になり辛口、重ければ日本酒度が「ー」になり甘口になるそうです。アルコール度が高いと比重が軽くて、糖分が多いと比重が重くなります。元々ワインの発酵状態を見るためのものでした。

日本酒については同じ酒を飲んでも「あまい」と感じる人と「からい」と感じる人に分かれるそうで、一概に「甘口」が「あまい」わけではないそうで、実際に味わってみないとわからないそうです。年配の人が「辛口」にこだわるのは、昔の安い日本酒は糖やアルコールを加えて3倍に伸ばした「三増酒」で口の中に「甘さ」がしつこく残った悪いイメージがあるそうです。ですから「辛口」「甘口」に惑わされないようにということでした。

酒蔵見学は、この時期は仕込む前のため、雑菌が入るので、中まで入れてもらえませんでした。残念でした。

 

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鞆の浦・尾道映画資料館・星野哲郎記念館

2017年10月26日 | 観光

一泊二日のツアーに参加しました。1日目はまず鞆の浦へ。

鞆の浦はその沖で龍馬の海援隊のいろは丸が紀州の明光丸と衝突した地です。龍馬が滞在し、交渉した場所があり「いろは丸展示館」もできています。

鞆から目の前の仙酔島を結ぶ連絡船「平成いろは丸」は「いろは丸」を再現したものです。帆柱が3本立っています。平成いろは丸は全長22m19tですが龍馬のいろは丸は全長約54m160tですからだいぶ小さいです。

平成いろは丸の乗り場です。

鞆の浦は元々は蒸気船が普及するまでは瀬戸内海を航行する船の風待ちで栄えた港です。最近では「崖の上のポニョ」のモデルとなった町でもあります。斜面の中腹の赤い屋根瓦の家がモデルになった家です。

 

いろは丸が沈没後、龍馬が紀州藩と交渉した場所が福禅寺です。高台にあり景色のすばらしいお寺です。

 紀州藩との交渉の2度目から4度目まで交渉の場とした建物が今は喫茶店として使われています。

 

4度の交渉で話がつかず長崎に場所を移します。最後は龍馬の勝利に終わりますが、賠償金を受け取った8日後に龍馬は暗殺されました。

鞆の浦といえば常夜燈です。逆光で真っ黒になりました。

常夜燈のすぐ近くに、5回の潜水調査で引き上げられたいろは丸の船体の一部や装備品を「いろは丸展示館」で見ることが出来ます。

2階には龍馬の隠れ部屋が再現されています。いつも見る龍馬とはちょっと顔が違っています。

続いて尾道の「おのみち映画資料館」に行きました。蔵を改造した建物です。館内は撮影禁止で写真がありません。小津安二郎監督をはじめ尾道を舞台とした映画の資料がありますが、大林宣彦監督のものは許可が得られないということでありませんでした。残念です。

 二日目は山口県周防大島の星野哲郎記念館に行きました。本州から瀬戸内海で3番目に面積が大きい周防大島に渡る大島大橋。

美空ひばり「みだれ髪」、北島三郎「風雪ながれ旅」、都はるみ「アンコ椿は恋の花」、渥美清「男はつらいよ」など数々の名曲を作詞した星野哲郎は周防大島で生まれました。星野哲郎記念館では「星野えん歌」を映像や「えん歌ボックス」で楽しむことができました。ここも残念ながら館内の資料は撮影禁止で写真がありません。

 

「星野歌酒場」というカラオケルームもあります。

星野哲郎記念館を後にし、広島県東広島市西条の酒蔵通りの「白牡丹」という酒蔵を訪問し試飲し、もちろん買って帰りました。

 

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室戸市 佐喜浜俄(にわか)

2017年10月08日 | 観光

室戸市の佐喜浜八幡宮秋祭りに久しぶりに行ってきました。2時ごろ、浜宮から御神輿行列が八幡宮に帰ってきました。

 

ここの獅子舞は「暴れ獅子」として迫力があり有名です。

なんと言っても、この祭りでは俄(にわか)が有名です。「佐喜浜俄」は国・県の無形文化財に指定されています。

若者が境内で即興芝居を繰り広げ、世の中の鋭い風刺が笑いを誘います。俄の名の通り、あまり練習しないのが基本で台本を持った人が台詞を役者に言ってあげます。

まずは「こども俄」です。中学生が演じます。幕の後ろに控えて次々登場。

 部落長役の登場。

 東京都知事小池百合子役の登場。地元立候補の議員の当選を八幡様に祈願に来たという設定。

続いて安倍総理の登場。

小池代表と安倍総理が言い争いになります。 

「国民に信を問う」「いや森・加計のがれやないか」「おまんの野望やないか」と争いますが。部落長は「憲法や北朝鮮や問題が山積しているのにいきなりの解散は作戦が間違いやないかよ」と追求します。

さらに「おまんら二人は仲が悪いように見えて本当は仲がえいがやないかよ」とたたみかけます。

「結果を上から押しつけるようなことでは国民は納得せんぜよ。」「そんなことは、ない、結果がすべてぞ。証拠があるかよ。」「証拠はある。これよ。」「これはこーーれ俄の台本。これをもって国民が納得せんという証拠というかよ」

 「いかーーにも、これはこーーれ。俄の台本。いくら上のもんが強引に上から押してきても、押してくるものは必ず落とされるが故、これまでの(じゅうしちが大切?)であろうがのう」と口上を決めます。(落ちがよく解りませんでした)

 続いて青年の俄です。の部長役です。

 別のの青年会長役と掛け合いをします。

 そこへ登場した、これは誰?

豊田真由子元議員です。見るからに恐ろしい。

 秘書とうまくいかなかった事を追求されて逆ギレした豊田元議員は、「相手の立場に立てばうまくいく」と言われ、「証拠はあるか」といいます。「証拠はこれよ」「こりゃーこーーれ花束。これをもって相手の話をちゃんと聞けば良い結果になるとは」

 「いかーーにも。これ、こーーれ花束。きちんと(ハナ)しを(キク)姿勢を大切にしてみしゃんせ。余計な考えに(ユリ)動かされず(バラバラ)にならず、一つにまとまり(ヒガン)は達せされるであろう」とシメました。。

選挙前の微妙な時期で、いろんな立場の人が見に来ていますが、批判精神は健在でした。

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越知町コスモスまつり 清水良太郎

2017年10月01日 | 観光

「ドングリころころ どんぶりこ お池に はまってさあたいへん」という童謡がありますが、総選挙は「小池が 入って さあたいへん」「どじょう(元総理)が出てきて こんにちは」と言っても仲間に入れてもらえません。

小池知事の「安倍政権を倒す」までは良かったのですが、だんだん小池知事の傲慢ぶりが表に出てきて、気に入らない人は希望の党に入れないというワンマンぶりがひどくなってきました。政策面でも「原発0」はいつの間にか消え、憲法は変えると言い、安倍政権と本質的に変わらなくなってきていて日本の将来が不安になってきます。

そんな心配はおいちょいて、高知県越知町の「コスモスまつり」に行ってきました。(9月30日から10月15日まで開催されています。)

お昼前には、駐車場はいっぱいです。

 

昨年は10月半ばに行きましたが今年はかなり早く行ったので、花がまだ三分咲き程度です。

 

 コスモスはまだもう少しなんですが、これほど人が集まったのはモノマネ四天王の一人の清水アキラさんの息子の清水良太郎さんの「ものまねライブ」があるからです。

ものまねが大好きな私もそれが目当てで行ってきました。

歌とトークで楽しませてくれます。トークがうまい。

 

 ステージを降りて観客と一体となって盛り上げます。

おばあさんにインタビューし、その内容を元に即興で歌を作ってギターを弾いて歌い、その場でCDにしておばあさんに贈るという、にくい演出もありました。

2月の賭博疑惑についても何度も謝罪していました。

終わった後は握手攻めでした。

 秋の1日を楽しませてくれた越知町観光協会と清水良太郎さんに感謝します。

 

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