一泊二日のツアーに参加しました。1日目はまず鞆の浦へ。
鞆の浦はその沖で龍馬の海援隊のいろは丸が紀州の明光丸と衝突した地です。龍馬が滞在し、交渉した場所があり「いろは丸展示館」もできています。
鞆から目の前の仙酔島を結ぶ連絡船「平成いろは丸」は「いろは丸」を再現したものです。帆柱が3本立っています。平成いろは丸は全長22m19tですが龍馬のいろは丸は全長約54m160tですからだいぶ小さいです。
平成いろは丸の乗り場です。
鞆の浦は元々は蒸気船が普及するまでは瀬戸内海を航行する船の風待ちで栄えた港です。最近では「崖の上のポニョ」のモデルとなった町でもあります。斜面の中腹の赤い屋根瓦の家がモデルになった家です。
いろは丸が沈没後、龍馬が紀州藩と交渉した場所が福禅寺です。高台にあり景色のすばらしいお寺です。
紀州藩との交渉の2度目から4度目まで交渉の場とした建物が今は喫茶店として使われています。
4度の交渉で話がつかず長崎に場所を移します。最後は龍馬の勝利に終わりますが、賠償金を受け取った8日後に龍馬は暗殺されました。
鞆の浦といえば常夜燈です。逆光で真っ黒になりました。
常夜燈のすぐ近くに、5回の潜水調査で引き上げられたいろは丸の船体の一部や装備品を「いろは丸展示館」で見ることが出来ます。
2階には龍馬の隠れ部屋が再現されています。いつも見る龍馬とはちょっと顔が違っています。
続いて尾道の「おのみち映画資料館」に行きました。蔵を改造した建物です。館内は撮影禁止で写真がありません。小津安二郎監督をはじめ尾道を舞台とした映画の資料がありますが、大林宣彦監督のものは許可が得られないということでありませんでした。残念です。
二日目は山口県周防大島の星野哲郎記念館に行きました。本州から瀬戸内海で3番目に面積が大きい周防大島に渡る大島大橋。
美空ひばり「みだれ髪」、北島三郎「風雪ながれ旅」、都はるみ「アンコ椿は恋の花」、渥美清「男はつらいよ」など数々の名曲を作詞した星野哲郎は周防大島で生まれました。星野哲郎記念館では「星野えん歌」を映像や「えん歌ボックス」で楽しむことができました。ここも残念ながら館内の資料は撮影禁止で写真がありません。
「星野歌酒場」というカラオケルームもあります。
星野哲郎記念館を後にし、広島県東広島市西条の酒蔵通りの「白牡丹」という酒蔵を訪問し試飲し、もちろん買って帰りました。