男前田のブログです!

旅の日記や日々の出来事

安芸市 内原野公園 桜とツツジ

2017年04月14日 | 観光

安芸市の内原野公園のツツジが満開との新聞情報で見に行ってきました。駐車場は公園横で300円です。

県立自然公園である内原野公園は安芸市の小高い丘にあります。土佐・山内家の家老五藤家が農地を開くためにつくらせた溜池の弁天池の側に桜やツツジを植えたのが始まりです。弁天池は「ため池百選」だったんですね。

ちょうどいま「つつじ祭り」が開かれています。

例年だと桜が終わったあとにツツジが満開を迎えますが今年は桜が遅かったために両方が咲いている状態です。

中ほどに五藤の殿様が休むために作らせた「延寿亭」があります。この日は地元の高校が遠足で来ていました。

ツツジは約1万5千本あるそうです。

5月にはアヤメ・ショウブが花を咲かせます。

延寿亭から見た風景

安芸市出身の童謡作家弘田龍太郎の「咲いた桜に」の歌碑があります。

公園の入り口付近に軽食が食べられるお店もあります。

まだしばらく楽しめそうです。

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青山文庫 佐川地質館

2017年04月11日 | 観光

佐川町の牧野公園に行ったあと、佐川町の観光名所の青山文庫(せいざんぶんこ)と佐川地質館にいきました。青山文庫は牧野公園の入り口にあります。名前を聞いたら図書館のようですが、ここは佐川町出身の幕末維新の生き証人元宮内大臣の田中光顕(みつあき)が収集した幕末の志士達の書や画のコレクションをはじめ、近世・近代の歴史資料を多数収蔵した資料館です。坂本竜馬・中岡慎太郎・武市瑞山らの維新関係資料や、江戸時代に佐川の領主であった土佐藩筆頭家老深尾家の資料などを展示しています。今高知県では「志国高知 幕末維新博」を開催しており地域会場になっています。残念ながら館内は撮影禁止で写真がありません。

HPからもらった写真です。龍馬の直筆の手紙や愛用のピストルと同型のものが展示されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深尾家の家臣の庭園、九如園が裏に広がっています。

 続いて佐川地質館に行きました。明治8年(1875年)に来日し、わが国の地質学発展の基礎を築いたドイツ人のエドムント・ナウマン博士が佐川町の地質を調査しました。ナウマンは日本に生息した象の化石を神奈川で発見し、後にナウマン象と命名されています。佐川町を中心とした佐川盆地は、西南日本外帯(秩父帯)の典型的な地質構造をした地域で、日本列島の生い立ちを探る上できわめて重要な地域だそうです。その佐川にある地質と化石のユニークな博物館です。

 

入口では、動く恐竜チラノサウルスが迎えてくれます。

チラノサウルスの皮膚を触れます。触ってみました。

館内は高知県内の地形・地質の紹介や珍しい化石のコレクションを展示しています。

地球の歴史を学ぶ、プレートテクトニクスの動く展示

四国の成り立ちを知る展示

高知の地形・地質の展示

ナウマンです。

外に枕状溶岩が展示されています。南太平洋でできた岩がプレートの移動と共に高知県に流れ着いたものです。

鍾乳洞が再現されています。

難しそうですが、親切に解説されており、知らなかったことがたくさん知れて勉強になりました。ぜひご来場ください。

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日本さくら名所100選の牧野公園

2017年04月09日 | 観光

先日、「日本さくら名所100選」の鏡野公園に行きましたが、高知県にはもう一つ100選に選ばれた名所があります。「牧野公園」で佐川町にあります。今まで知らなかったのでさっそく行ってみました。

高知市から国道33号線で松山方向に走ること45分ほどで着きます。幸運にもすぐ近くの駐車場に停めることができました。

牧野公園は「日本の植物学の父」と呼ばれた牧野富太郎博士が佐川町の出身で、まだソメイヨシノがそれほど知られていない頃に高知に持ち帰り、ここに植えたことから名付けられました。その後も地元の方々がいろいろな植物を植樹して守ってきたそうです。JR土讃線の普通車が走っています。

小山を登り切ったところに佐川城祉の碑がありました。

山頂のみはらし台です。

岩に登って見下ろすと絶景が広がっています。

ここは桜だけでも24種類あります。これは「仙台屋桜」です。

仙台屋桜のアップです。

その他の植物もたくさんあります。

野草もたくさんあります。

変わった木がありました。「博打の木」。樹皮が次々とはがれていく様が、博打で身ぐるみはがされるのに似ているからだそうです。

園内に牧野富太郎博士の墓があります。

茶店もあります。桜餅を買って帰りました。

ここは一年通じて楽しめる公園です。

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高知の桜満開 鏡野公園 陽光桜

2017年04月06日 | 観光

高知城のソメイヨシノの標本木が今日4月6日に満開となったと発表がありました。例年よりずいぶんと遅くなりました。

さっそく高知城に見に行きたいところですが、高知城ではなく高知県立鏡野公園に行ってきました。鏡野公園は「日本さくら名所100選」に選ばれた名所です。地元テレビの桜情報で鏡野公園の隣の工科大にはヨウコウザクラ(陽光桜)があると紹介していました。初めて聞くヨウコウザクラに興味を持ち行ってみることにしました。

鏡野公園は高知市から北東方向に行った香美市にあります。鏡野公園の入り口です。奥には高知工科大学の建物が見えています。公園と工科大の敷地は境がなくつながっています。

残念ながら朝から雨でした。でもソメイヨシノが八分咲でした。園内には約600本の桜があります。

雨の中、お花見をしている人もいました。

工科大の敷地に行きました。サクラの花の色が濃くなりました。これがヨウコウザクラでした。

愛媛県の教員をしていた高岡正明氏は、太平洋戦争の時に軍国教育を行い、その結果、教え子を戦場に送り、戦死させてしまったことに自責の念に苦しみました。

鎮魂の旅に出た沖縄でカンヒザクラと出会ったことがきっかけで、教え子の供養と世界平和のためにカンヒザクラとアマギヨシノを交配させて30年かけて新品種の「陽光」を生み出したそうです。

高岡正明氏にとっては厳寒のシベリアや亜熱帯のインドシナで散った教え子のために暑いところでも寒いところでも咲くサクラを作りたかったそうです。陽光桜はソメイヨシノよりも早く開花し遅くまで咲きます。

高岡正明氏は「陽光」を「平和のシンボル」として世界各地に贈り続けて92歳で亡くなりました。

この話は笹野高史さんの主演で2015年封切りの「陽光桜」という映画にもなっていたんですね。さっそくDVDを借りて観てみました。高岡氏のサクラに込めた思いの伝わる、いい映画でした。

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