良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

言葉は大事です・・・

2016-11-14 07:54:11 | つぶやき
 言葉足らずは、心足らず・・・
この言葉は、娘が幼い頃に私が言い続けたフレーズです。今思い返せば、私の「躾(しつけ)」の中でも、かなり上位に来る、人として覚えていて欲しい事、わかっていて欲しい事、だったと思います

 しかし、ティーンエイジャーという多感な時期にあって、学校では友人関係で揺れ、近づいてくる大学受験を不安に思う娘にとっては、頻繁に言われる私のこの言葉は時には残酷な忠告であったかもしれません
 とは言え、まさに「人としての成長期」にある娘を前にした時、私はいつも娘の気持ちを最優先にするよりも、今だからこそ言わなければという気分でした。

 昨日、買い物に立ち寄った先で、ベビーカーを押しているご夫婦と一緒になりました
あまり混んだお店ではありませんでしたが、通路ですれ違う時には毎回、ベビーカーと接触しそうになります。ベビーカーの中でスヤスヤと眠る赤ちゃんのことを思うと、決してぶつかることなく、スムーズにすれ違わなくてはな・・・と思いました。
 ただ、ベビーカーを押すパパも、ママも、私や夫のみならず、他の客とぶつかることにはあまり頓着がなかったのか、あまりそのことを気にされてはいないようでした。

 さすがに私も年を取りましたからね 若い頃のように、何でもかんでも「ムカッイラッ」とはしなくなっています、はっはっは
 でも、もしこの方達とすれ違う時、「すみません」「失礼します」というお声がけがあれば、少なくとも、その場の空気は柔らかくなったのではないかな・・・とも感じました。

 ベビーカー云々という話ではなく、私達は暮らしの中で、否が応にも「狭い所で人とすれ違う」「故意ではないけれど、少しぶつかりそうになる」ということがあります。そんな時、ひと声「すみません」「失礼します」と表情を崩して言葉にして発するだけで、その場の空気は和んだものになります

 同じような言葉はいろいろありますね
「お先に(失礼します)」「(どうぞ)お先に」「前を失礼します」などなど。
 エレベーターから降りる時にも、こういうふうな「言葉があれば空気が和む」というシチュエーションでしょう

 言葉足らずは、心足らず・・・
言葉というものは、なかなか一人歩きはしないものです。「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」というような挨拶でさえ、その言葉の中に「心、気持ち」が伴わなくては、なかなかスムーズに発することができないこともあるでしょう
 もう二度と会わないであろう人達と空間を共にする買い物先、電車、バス、さまざまな場所・・・そんな自分の人生と深く関わることがない人が相手であっても、偶然にも同じ空間に居合わせることになったのです その場では、同じ舞台に立った共演者
 ほんの少しでも、相手を思う気持ちを持てば、自然と言葉も出ているのではないでしょうか?

 特に、子育てをしている最中は、子ども達は親の行動、親の言動を見ています。そして、その姿を見て感じ、学び、そして真似をしながら成長していきます
 本当ですよ・・・
 
 


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