良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

ゆとりと潤い

2006-09-10 00:33:15 | すてきパパママにご提案
 昼間の蝉の声。強い陽射し 
9月も10日を過ぎようというのに、日中の気温は何ら8月中と変わることはありませんね。私のような汗っかきは、やはり駅から自宅への坂道を登ってくると、未だに顔から汗がポタポタと流れています
 ベランダから見える桜の木にも、何も真夏からの変化はなく、ぎらぎらと照りつける太陽に照らされ、青々と葉を茂らせています

 けれど・・・日が落ちる頃になると、急に様子が一変することに、みなさんは気づいていらっしゃるでしょうか?
 何よりも、日没の時間が、どんどんと早くなってきています ついこの間までは、7時をとっくに過ぎてもあたりは明るく、マンションの中庭ではキャッキャと遊ぶ子供達の声が聞こえていました
 けれど、ここ数日、その時間にはすっかり陽は落ちていますね 
昔から、秋の日はつるべ落とし、と言われる所以です。あれ?もうこんなに暗くなっている・・・
 また、9月に入ってからは、日が暮れると、虫の大合唱が始まります ご存知の通り、我が家のリビングの前には桜の大木。その向こうは灌木が茂っています。耳をすますと、聞き慣れたスズムシ、コオロギの声に交じって、マツムシ、クツワムシの声まで聞こえていますよ・・・まるで童謡の歌詞のようです

 毎年、この時期は「夏と秋が共存する」時期。
店先には、いよいよ秋の味覚が並び始めます つい最近まで、果物売り場で幅をきかせていたスイカに替わって、梨やブドウが並び始めました 入り口に近い果物売り場の主役が替わるだけで、急にスーパーの中が「秋色」に見えてきます。
 今では、年中コンスタントに供給されるキノコも、すっかり「主役」の顔をして、鎮座しています。そのうちに、柿、栗、松茸・・・と登場してくるのでしょう

 陽が高いうちは、まだまだエアコンのお世話になっている今年の暑さですが、朝夕は窓を開け放つと、すっかり涼しい風が家の中を通り抜けます
 空は急に澄み、主役はぎらぎらの太陽から、凛と冴えたお月様へとバトンタッチ・・・

 四季のある日本。季節の移り変わりは、とってもドラマチックです 中でも、「動」の夏から、「静」の秋への変化は、急かされるように移っていきます

 こんな素敵な変化に全く気づかず、夏の疲れを引きずったままで、子供との時間を過ごしていませんか?幼稚園や小学校でも、この時期は運動会の練習に明け暮れることも多いようです

 せっかくの美しい変化の時期。どうぞ聴覚、嗅覚、視覚・・・すべての感覚をもって、季節の変化を楽しみ、行く夏を惜しみ、来る秋を喜び迎える「潤いのあるゆとりの時間」を過ごしてくださいね


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。