まど

細く開いた窓を覗いてみると、そこにはNikonD70Sを前に困惑している女がひとり・・・

江戸たてもの館  左官仕事

2006-04-15 00:20:15 | Weblog

左官やさんが入っていた。
左官の仕事というのは見ていて飽きない。
特に、土を鏝で向こう側へ、しゃくる、スチャッという音が楽しい。
この土はどこの土か尋ねたところ、京都の土蔵の壁を崩したのを焼いてあるものだそうだ。それに、砂と藁蔦(?)を混ぜてあるという。
一袋の値段から考えると、標準価格米くらい?
米を塗っているのと同じくらいなんだな、と思った。
土をさわらせていただいたが、思ったより粘り気がある。
陶土に納豆を混ぜたような感じ。(笑


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9 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-04-15 19:57:03
>左官の仕事というのは見ていて飽きない。



左官の仕事は飽きないですね。見るのはね。

僕も好きです。床は何とか僕でもできますが壁や天井になると難しいどころかできませんね。ジュラク土?こういった土壁の仕事は左官屋さんの本領発揮でしょうけど今はコンクリート壁が多いので気の毒です。



>陶土に納豆を混ぜたような感じ。



こんどやってみますよ。藁でくるんでね。あはは。
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あはは。のつづき (tarutaru)
2006-04-15 19:58:22
何も言い残すことはありません。
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生まれ変わったら左官やさんになる。 (うしろの正面)
2006-04-15 21:51:46
tarutaruさん、コメントありがとうございます。



>あはは。のつづき

何も言い残すことはありません。

 うまーい!思わず笑っちゃいました。

このパターンを書きたくてわざと無記名にしたのかと思うくらい。

私もたびたびやっています。トシかな。

いいや、アーティストは事務的なことは二の次なんですよ。(私はアーティストだったっけ?)



>床は何とか僕でもできますが壁や天井になると難しいどころかできませんね。

ええっ、tarutaruさん、出来そうですけど。

GWにウチの壁、珪藻土で塗りなおし、してみるんです。

向こう側へスチャッとしゃくるの、練習してみます。

珪藻土はシロートでも出来るんですが、粘り気があると、やはりシロートでは難しいんですってね。



>陶土に納豆を混ぜたような感じ。

こんどやってみますよ。藁でくるんでね。あはは。

 是非・・・・おやめください。(笑
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職人さんの手先 (えみ丸)
2006-04-18 05:05:56
職人さんの仕事見るのが好きです

子供の頃、ウチに畳屋さんが入ると傍にいましたが、左官屋さんの仕事も見たくなりました

(笑)

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職人さん、あこがれます。 (うしろの正面)
2006-04-18 12:59:05
えみ丸さん、こんにちは。

職人さんの仕事って、見るの楽しいですよね。

熟練していればいるほど、簡単にやっているように見えてしまうので、すぐ、あー、やってみたいと思うのですが、とんでもありませんよね。(笑

特に畳屋さんは女にはキツそうだから、出来ないだろうな。

芸術家(この言葉、使うのが難しいのですが他に知らないので・・)と職人さんの違いって何だろう、優れた人はどちらにも属するのだろうな、と時々考えます。
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うつくしいものみせていただきました (なおえむ)
2006-07-04 11:55:53
御案内頂きましてありがとうございます!

あんまり素晴らし過ぎて全部のページを拝見しました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。



藁にいるのが納豆菌で炊いた大豆を包んでおけば納豆が出来るように、土に藁スサを(京都では藁スサって呼んでいます)混ぜるのはつなぎになるばかりではなく納豆菌を培養してるのじゃないかなって気がします。

実際に藁を混ぜ込んでひと月ほども寝かせた土はものすごく粘くなると同時にすごい臭いがしますからね。
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土。 (うしろの正面)
2006-07-04 13:14:27
なおえむさん、よくいらして下さいました。



以前、2度ほどコメントを入れさせていただいたのですが、私の写真などお見せするのは恥ずかしく、アドレスを残してきませんでしたが、自分の撮った写真の土の故郷が出てきたので、嬉しくてついご案内してしまいました。



「藁スサ」というんですね。この職人さんが言っていたのを「藁ツタ」と聞き違っていました。

匂いもかいでみましたが、もう臭くはありませんでした。

しかし、こういう土も、自然の中にはないとは。

萩の土はもう、ないと聞きました。

備前も残り少ないとか。

そのうち日本中、掘り返すとプラスチックばかり出てくるようになるのでしょうか。



また、勉強しに伺いますので、よろしくお願い致します。



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関東と関西 (なおえむ)
2006-07-04 17:50:45
ちょっと気になったのでさがしてみました。

http://www.nissaren.or.jp/file/reform/sozai16.html

関西では藁すさ関東では藁つたでイイみたいですね。

しばらく置くとすごい臭いがするようになって粘りを増し、さらに置いておくとどういう訳だか臭いも無くなるみたいです。あの臭い時に壁を塗るのはちょっと無理かも・・・って言うくらいでした。



ところで陶土の件ですがこれはぼくの考えではまだまだ無尽蔵だと思っています。もちろんだからと言っておろそかにしていいはずのものではありませんけれど。

あちこちの産地で土が無いと言っているのはこれこそまさにブランド信仰のために他ならないんです。土はそれぞれ個性があって隣り合った地層でも案外違ったりするのです。だからこそあの江戸初期に萩で使っていたのと同じ層や鎌倉時代の備前と同じものは手に入れにくくなっているのは事実ですが国中の地下にはまだまだ様々な土がいっぱいあって未だ焼かれたことも無いようなやきものを待っているんです。楽しみも多いことです。



こちらに書いたのとあちらに書いたのとが自分でも混乱しておりました、すみません。リンク付けさせてください、というのはこちらでお願いするべきでした。



御幣と書のことを書いてくださったのは覚えていますよ。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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楽しみが増えました。 (うしろの正面)
2006-07-06 12:51:44
なおえむさん、情報をありがとうございました。

関西と関東の呼び方の違いでしたか。

それにしても、ひと口にすさと言っても種類の多いこと。やっぱり馬小屋の壁と母屋の壁じゃ、同じスサというわけにはいかないのでしょうね。



臭いが出るのは、発酵しているんでしょうか。

全く粘り気がないと塗れないし、土台にもからみにくいのですが、いろいろと工夫したんだろうなと思うと人間っていいなあと思えます。



陶土の件ですが、なるほど、ブランドを確立せんがため、ですか。

「素晴らしい」土というのは、やはりあるわけですが、結局は土の持っている特性にあった作陶をすることがより大切ということになるのでしょうか。

新しく土が見つかれば、そこからまた果てしない旅が始まる、想像しただけでもワクワクします。



>楽しみも多いことです。

頼もしい!見る側の人間としても楽しみです!
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