まど

細く開いた窓を覗いてみると、そこにはNikonD70Sを前に困惑している女がひとり・・・

酉の市  ~おみくじは語る~

2007-11-13 22:24:59 | Weblog

今年夏、きっとお酉様にもいくよとほおずき市で友達と約束したのを果たしに、酉の市に行きました。

http://www.torinoichi.jp/index.htm

まずはお参り。そして、おみくじを引くことにしました。
おみくじのところにお坊さんが座っていて、おみくじの番号の入っている筒を
「善星皆来、悪星退散(ぜんせいかいき、あくせいたいさん)」
と唱えながら数字の書いてある棒を振り出してくれます。

おおっ、大吉だ。

・・・・・よく読むと・・・・・、
「此籤(このくじ)の心は譬へ貧乏人が久し振りにて、其の至って懇意にしている人の
家に行ったところが其の家が大変な金持ちで大変に大きな家であって、而して久しぶりに来たのだからとあって、大層に御馳走をされたと云ふ意なれば吉なりと知るべし。」
・・・・・・、うーん、微妙すぎます。
つまり私はあくまで「貧乏人」のほうで、御馳走をする側の立場にはないらしい。
思わず笑ってしまいました。笑うしかないでしょう。
でも、追い返されるのではないようですから、吉としましょう。(汗)

くまでは、それぞれの家によってデザインが違います。
若い人むけのキティちゃんのくまであり、やけに華々しいものもあり。
友達の家のは伝統的な落着きのある良いくまででした。

それぞれのパーツを仕入れて作るのかと聞いたら、
「そういうところもあるけど、うちはみんな作ってる。」と言います。
型を抜くところからやるのですって。
一年かけて準備し、今日がくまでやさんにとっても書き入れ(掻き入れ)どきです。
これだけのご商売を背負って頑張る友達がとても大きく見えました。
お?「大変な金持ちで大変に大きな家」って、この友達んちか?