NHKのEテレで6日午後4時からぎふ清流国体のテレビ中継があった。こういう言い方はいけないかもしれないが、NHKは民放テレビ局では考えられない地味な番組を視聴率度外視で放送してくれるから私としてはNHKを結構応援したくなる。国体が決して地味だとは言わないが、興味のない人間からすると見るに値しない番組かもしれない。6日の陸上競技の成年女子100mは広島県代表として木村文子(あやこ)選手がエントリーしていた。彼女の本来の種目は100m障害(H)だが成年女子には100mHがなぜだか無い。少年女子には100mH種目はあるようだ。
女子100mと言えばロンドン五輪代表の福島千里選手が有名で、現実、福島選手も100mにエントリーをしている。
ということは、国体で木村選手vs福島選手の対決を見ることができるってわけだ。100mが専門の福島選手の方に分があるのは理解ができる。ロンドン五輪では予選を通過できなかったが、木村選手は上り調子ということであった。何か競馬の予想のようだが、ハードルのない木村選手にとってみると100mのタイム短縮こそが結果的に100mハードルのタイム短縮につながると思われるので結構いい勝負ではなかろうかと予想していた。
当然のように両者とも予選、準決勝と勝ち上がり、ファイナルを迎える。(レーンは水泳と同じく準決勝のタイムがいい順で中央から振られるようだ。)福島選手は5レーンで木村選手は2レーンだった。ただ、決勝進出のタイムを見ると両者の力の差は歴然だった。
スタートから、たった12秒以内で勝負は決する。それが100m競争だ。昔はどうか知らないが、最近の女子アスリートは美形ぞろいで結構楽しめる。あのか細い体でよくもまあそんなにも速く走れるものだと本当に感心する。
位置について・・・(昔はようーいと言う合図があったように思うが・・)
号砲一発。。。スタート直後から福島選手がリードし、ゴール地点では後方を5~6m位引き離していたか…
100m専門の福島選手はスタート直後、上半身を少々丸めながらの飛び出し徐々に上半身を立ててゆく走法だが、ハードルを専門とする木村選手は上半身を丸めるような走りはしない。上半身を丸めたままでハードルを越すことができないからだろうが、その差が出たのか?
優勝した福島選手はこの種目のオリンピック代表選手だけあって群を抜いていた。3位から8位の木村選手まで6人の差は0”12秒。ちょっとしたことで順位が入れ替わる秒差だ。100mでスピードに磨きをかけて、100mHで12秒台を狙ってほしい。
さて、私はとある用事があって数日前にこの木村文子さんに会って話をした。(身長は私と同じくらいか目線が変わらなかった。)実際、とてもかわいらしい御嬢さんだった。そんなことがあって、ついつい木村選手応援の巻になってしまったが、来年は世界陸上もあることだし、まずは国内の記録を塗り替えることができるように頑張ってもらいたいものだ。。
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