昨日行われた可部連山トレランレース。私は所用のため結局スタートラインに立つことができなかった。。
3日付の中国新聞朝刊によるとトレランレースでけが人が出たということで感じたことを少々。。ショートコースを2度、ロングコースを3度試走し万全の準備をしていたはずだった。ただそれは単独走だったので危険を感じると言えば熊が出たり、蜂に襲われたりということだった。しかし、天気が雨模様で、さらに600人もの人が同時に山道に入るとなると危険度の内容がガラッと変わる。
600人が堂床山や可部冠山に入るとどうしても抜きつ抜かれつがシングルトラックの山道でおこなわれる。選手同士が接触し、谷に転落したり、転倒するなどは容易に想像できる。その点が起きなかったことはすごいことだと思う。ただ、雨模様が足元を滑らせて自分自身でこけたり、尻餅をつくというのは私自身も経験しているので絶対に起きると思っていた。そもそも、急登では道が崩れてしまって走るというか歩きにくくなる・・はず・・
新聞にも出ているが、けが人が2人ですんだのは不幸中の幸い?私はもっと多いのではないかと思っていた。制限時間の問題はロングに関して言えば60分延長されたのでよかったのではないかと思う。制限時間5時間30分で完走できないとなるともっと練習を積んでいらっしゃいということになるだろう。(出場制限のつけ方が難しいと思われるが…)そうしないと、新聞記事のとおり、携帯電話の通じないところを走るので選手管理ができないから主催者でフォローができない。先日子供が山道を間違えて迷子になったという例もあるようにもしヘロヘロになったランナーが道を間違えて路頭に迷うと連絡がつかないので大騒ぎになる。今年の1月には試走したランナーが道に迷って一夜を明かし救助されたという経緯が本当にあったのだ。
最後になるが、新聞記事には「自分の限界を見極めて走ってほしい」とあるが、この手の競技は自分自身の「限界に挑戦」するのであって「限界を見極めよう」とする選手は少ないとおもう。たしかにロードランニングとトレイルランニングは全く別物だという認識で、試走を行うとか、専用のシューズを購入するとか相当の準備を整えてチャレンジする必要はある思う。
時間切れの選手が大量に出るとはおもっていたが、優勝者のタイムが2時間10分程度というのは予想外だった。私は雨の中のレース、棄権して正解だったのかもしれない。。