最後の下り坂は気持ちよく走れたが、思ったよりタイムは出ていなかった。ただ、最後の5Kmは抜くことはあっても、誰一人として抜かれなかった。
チンタラ登って、左側に見たスリランカ料理店は一瞬って程でもないが、すぐに通り過ぎた。中国縦貫道の高架を過ぎると、正面が開け、前方に女鹿平山が見える。ゴールは近い。信号のある交差点を過ぎて最後のエイドステーションがあった。ここまで来たら、ほとんど気にせずに水やらコーラを飲ませてもらった。
ゴールはスキー場の駐車場だから、スキー客用の案内板が見え「あと1.5Km」の案内標識があった。
あと、1.5Kmか・・・長かったな・・・すると、高校の同級生のN氏が車中から応援をしてくれた。なんだもう帰るのか・・早いな・・彼は福山からトランペットを吹きに来たようだった。
残り1,000mくらいになったとき、ずっと前に選手が一人いた。まー抜けないだろうと思いながら自分なりにふり返ることもせず頑張った。前方の選手はどんどん近づいてきて、ゴールエリアに入る前に一人だけ抜いた。
県道からいよいよゴールエリアに入った時、3週間前に同じこの場所でリハーサルしたことを思い出した。ガランとした駐車場。ところどころ、アスファルトに凸凹がある。スキー場の駐車場だからチェーンを巻いて上がってくる車もあるだろうから当たり前か・・緑に囲まれた静かな駐車場だった。
だがこの日は選手の応援者や大会関係者、報道関係者に露店などいろんな方面のたくさんの人がいた。こんなにも変わるものかと感じた。。
今は真正面にフィニッシュのゲートが見える。左右にはたくさんの応援者。自分のナンバーがアナウンスされる。一歩一歩フィニッシュに近づく。
そしてフィニッシュラインを通過。総距離77.5Kmがおわった。。
よく、「感動のフィニッシュ」などと言われることがあるが、私にはそんな思いは一切なかった。泳ぎ切れなかったし、乗り切れなかったし、走り切れなかった。反省点ばかりが頭に浮かぶ。感動なんて感情は全くなかった。まーそれはこの場では良しとしよう。。
さて、フィニッシュをしたら、益田応援部隊の面々が出迎えてくれた。口々に言われたのは「遅かったの」や「どんだけ待たすんや。。」「なにが、年代別3位以内やねん」ボロカスに言われる。返す言葉は全くなく、言い訳ばかり。。水泳の出遅れから始まり、自転車では登坂能力の弱さ。ランニングもしかり。
唯一の救いは、事故なくフィニッシュできたことくらいか・・自転車に乗ろうとしたとき本当にふらついて倒れそうになった。どうなることかと思った。目標としていたタイムよりも20分以上悪かったし。。。
最後に、今回のトライアスロンの練習内容について。本格的に練習をし始めたのが4/6の選考結果が出てから。だから正味2か月少々。
ガーミンのデータによると…
久しぶりに泳ぎ始めたのは3/29の1200mから・・26回 47,000m
久しぶりに自転車に乗り始めたのは3/28の56.79Kmから・・・31回(エアロバイクを含む)1,260Km
トライアスロンの自転車コースは5回走行した。
ランニングは・・2月に東京マラソン走ったので、少々休みに入っていた。4月からは・・・37回 328.73Km
はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン大会2015
総合 氏名 居住地 総合 スイム バイク スプリット ラン 年代順位
101位 583益田 浩司 51 男 広島県 5:03:25 0:43:17 92 2:31:23 127 3:14:40 111 1:48:45 97 94 50-54男子 12
(やっと)終