おっとまちがえた。もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」をよんだら・・だった。つい最近この本を読み終えた。まー確かに読みやすい本ではあった。仕事の関係で知的資産経営報告書作成について勉強したりとか中小企業支援業務の研修を受けているから、もしドラの中でも出てくる「人は最大の資産である」というのは本当にわかりやすかった・・・
程久保高校野球部がドラッカーの「マーケティング」や「イノベーション」を取り入れることでどんどん甲子園に近づいていく過程を女子マネージャーみなみの視点で描いている。結果的に地区大会に優勝し甲子園に行くことになるのだが、その前にみなみにとんでもない悲劇が訪れる。
ということで、その悲劇の場面ではついつい不覚にも涙してしまったが、最後読んでいたらこれって秋元康が関与しているらしく、がっくりきた。もしドラの公式ページを見てもわかったが、何部重版、合計何万部とか・・設けることしか考えていない完璧商業主義に走っている。ただ単にイマドキの女子高生がたまたま経営学の本に出会ってというそのアンバランスさを高校野球で中和させてという本に過ぎなかった。とくに、みなみを襲う最後の悲劇の場面では、「真摯さとは何か」というテーマだったが、悲しいだけで、「真摯さ」をどの箇所で言いたかったのかよくわからなかった。それまで、経営学のマーケティングやイノベーションが野球についてよく考えられているなーと感心していただけにとても残念な印象だ。
たぶん、原作者は秋元氏の弟子みたいなので印税至上主義に走ったのだろう。。。みなみに悲劇をもたらすことでもっと売れると考えたのか???最後の悲劇の部分はドラッカーとは全く無関係だ。
この本を応用して、例えば「ノーボール、ノーバント作戦」を実践して、高校野球にイノベーションを起こし、甲子園に出場し、夏の大会優勝・・フィクションでなくノンフィクションになったら、そのときこそ本当にこの本がもっと売れるんじゃないかなーと思うが・・・どうだろう。
ということで、ドラッカーで甲子園に行く高校が出る前にドラッカーでサブ3を達成するほうが早い気がしたので今日のタイトルとなった。。そのタイトルを略しても「もしドラ」だな・・・
だけど、「真摯さ」については組織についてことだから・・個人種目のランニングにはドラッカーの「マネジメント」適応不可能か・・・??