ベンチャーウィスキー社は2004年設立だそうで、15年ものの
ウィスキーをリリースしているのは何故か?と思われるかもしれま
せん。
しかし、肥土伊知郎社長の御祖父が創業された羽生蒸溜所のウィス
キーその他の貴重なウィスキーを在庫に持つため、このようなヴィ
ンテージものがリリースされるのです。つまり原酒は羽生蒸溜所の
ものです。製品の裏ラベルから引用してご紹介します。
「1946年ウィスキー免許取得。2基の銅製ポットスチルを導入
し本格的にモルトウィスキーを製造していた。」「現在、創業者の
孫により蒸溜所が復活され”秩父蒸溜所”としてウィスキー製造が
再開されている。」
肝心のテイストは非常にまろやかで甘く、飲みやすいウィスキーで
す。しかしながらアルコール度数は46度ありますから、このあた
りは品質にこだわる肥土社長の志が看て取れます。
私はこのウィスキーを口にしたとき、かつてのスーパーニッカ原酒を
思い出しました。宝物を見つけたような、山奥で舞茸を見つけたよ
うな、胸が躍る感覚です。
あちらはカスクストレングスが売りでしたが、こちらはコニャック
樽仕込みが売りで、「シングルモルトウィスキーのありのままの味
わいを愉しんでいただくために冷却濾過を行っておりません。」
ウィスキーは自然の恵みと人の営みとの調和ですね。
イチローズモルト15年
にほんブログ村
感謝!