先立て、福井へ出張したおり福井駅ビルの名店街で、
「へしこ」なる、鯖に塩を振って糠漬けにした食べ物を買っ
てきたのを、ようやく試してみることができました。
▲へしこ
へしこは、若狭地方の郷土料理だそうで、若狭湾といえば
魚介が豊かなところとして有名ですね。鯖は足が速い魚と
して有名なので、へしこは、若狭湾で大量に取れる鯖を、如
何に保存して食べるか考えた先人の知恵なのだろうと思い
ます。
どうやって食べたらいいのか見当がつかなかったので、
売場のお姉さんに食べ方を聞いてきました(笑) さて、
さっそく開いてみると、背開きにした鯖に糠がビッチリ
と塗られており、食べ物とか郷土料理というよりも漬物
です。
へしこの食べ方は、一本のへしこから食べる分だけ切り
取って糠を落とし、網で炙って食べるそうですが、たっ
ぷり糠が塗られているので一部分だけ落とすわけにいか
ず、全部切り身にしてしまいました。
炙って食してみると、これがかなり「しょっぱい!」
とても一日で食べきれるものではありませんでした。
でも、よく熟成していてアミノ酸も多く、お茶漬けや酒
の肴に最適です。ウィスキーならラフロイグが最適♪
LAPHROAIG 1903
もちろん、マイ・バーからラフロイグを持ち出してきて
ゆっくりじっくり楽しみました(笑)
油の多い魚の保存食としてはニシンに近い感じですから、
ウィスキーとの相性もピート香の強いモルトウィスキーが
よく合います。
またまた、とてもお気に入りの肴が増えてしまいました。
感謝!