マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

響 17年

2011-03-02 11:36:52 | グルメ

後のウィスキーの最後です。

酒ネタで「最後の~」なんて書くとなんだか恨めしいようで悲し
いので(笑)、タイトルに書くのは止めようと初日に書いた後で思っ
たのですが、書いてしまった以上は最初にその1としてしまった
ので2がない訳にはいかないだろうと昨日で打ち止めにしました。

今回はサントリーが誇る「響」の17年です。


サントリーウイスキー 響17年

サントリーという会社は、これまで日本人に飲みやすい味のウィ
スキーを目指して製品化してきましたが、響はその集大成ではな
いかと思います。

山崎のミズナラ樽仕込みと白州の竹墨濾過のウィスキーがバッティ
ングされ、隠し味にシェリーが少し入っているのでしょうか、シ
ンプルな味ですが極めて高いレベルでバランスが取れていて、日
本人なら誰もが美味しいという味です。ウィスキー界の味噌汁と
いう感じでしょうか。

和食に合うという点では、昨日のグレンゴインと同様ですけれど
も、あちらはスコッチ・ウィスキーとして合うもの。こちらは、
日本のウィスキーとして合うもの。水彩絵の具と墨のようにニュ
アンスが異なります。

山崎も白州も良いですが、こちらの集大成を経験してしまうと、
それぞれは日本人の舌に合うウィスキーを作るための素材という
印象になり、レベル感が変わってきます。

この印象から、サントリーのウィスキーはシングルモルトではな
く、ブレンデッドの方が「向いている」と思います。

サントリーのウィスキーを飲むなら、響で決まりでしょう。

今の季節なら河豚なんて食べたいですね(笑)

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最後のウィスキーその2~GLENGOYNE

2011-03-01 12:39:51 | グルメ

 

その2はグレンゴイン。ニッカのブレンダーズ・バーでだったと
思います。

だからかどうか分かりませんが、とても保存が良かったのでウィ
スキーの隅々まで味が広がりました。

グレンゴインも初めてだったのですが、調べてみるとモルト製造
の際にピートを炊かないのだそうで、麦そのものの甘みが生きて
いて、その上にリフィルカスクのマイルドな風味とシェリーの甘
味料のような別の種類の甘みが乗ってハーモニーを奏でるとても
バランスのよいウィスキーです。

こういうものになるとチョコレートという訳にはいかなくなるの
で私はウィスキーだけ飲んでいましたけれども、例えばドライの
無花果などを合わせてみると楽しそうです。

またウィスキーそのものの美味しさが生きていることから、寿司
とか天ぷらのような和食にも合いそうですから、従来から食事の
際にウィスキーの水割りを楽しんでいた方には是非グレンゴイン
の水割り(但、氷抜きで!)を試していただきたいなと思います。

グレンゴインはウィスキー界のランチア。ウィスキーをよく知っ
ている人が造り、ウィスキーをよく知っている人に飲んでもらい
たい酒。隠れた宝石です。


グレンゴイン

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