後のウィスキーの最後です。
酒ネタで「最後の~」なんて書くとなんだか恨めしいようで悲し
いので(笑)、タイトルに書くのは止めようと初日に書いた後で思っ
たのですが、書いてしまった以上は最初にその1としてしまった
ので2がない訳にはいかないだろうと昨日で打ち止めにしました。
今回はサントリーが誇る「響」の17年です。
サントリーウイスキー 響17年
サントリーという会社は、これまで日本人に飲みやすい味のウィ
スキーを目指して製品化してきましたが、響はその集大成ではな
いかと思います。
山崎のミズナラ樽仕込みと白州の竹墨濾過のウィスキーがバッティ
ングされ、隠し味にシェリーが少し入っているのでしょうか、シ
ンプルな味ですが極めて高いレベルでバランスが取れていて、日
本人なら誰もが美味しいという味です。ウィスキー界の味噌汁と
いう感じでしょうか。
和食に合うという点では、昨日のグレンゴインと同様ですけれど
も、あちらはスコッチ・ウィスキーとして合うもの。こちらは、
日本のウィスキーとして合うもの。水彩絵の具と墨のようにニュ
アンスが異なります。
山崎も白州も良いですが、こちらの集大成を経験してしまうと、
それぞれは日本人の舌に合うウィスキーを作るための素材という
印象になり、レベル感が変わってきます。
この印象から、サントリーのウィスキーはシングルモルトではな
く、ブレンデッドの方が「向いている」と思います。
サントリーのウィスキーを飲むなら、響で決まりでしょう。
今の季節なら河豚なんて食べたいですね(笑)
感謝!