マックいのまたのMalt Whisky Distillery

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竹鶴35年

2013-03-28 16:23:23 | グルメ

現代ニッカウヰスキーの看板商品、竹鶴の35年を頂く機会が
ありました。

taketsuru35yo.jpg

竹鶴とは、創業者の竹鶴政孝にちなむ名前ということは容易に
想像ができますが、最低でも35年以上熟成させたウィスキー
ばかりブレンドすると、どのくらい美味しいのかは想像が及び
ません。

竹鶴という商品は、レギュラーとしては12年、17年、21年
というラインナップですので、これはいつも買えるわけではない
限定品ということも相まって、ただの飲みものなのにソワソワ
緊張がはしります(笑)。ちなみに1本5万円だそうです。

口をつけるのに勇気が必要なので、まずは香りからと思っても
思いのほか香りはありません。ただ上品でまろやかな香りが
うっすら漂う程度です。

次にすることといっても飲むほかありませんので、ひと口含んで
みますと、見事なくらい豪華絢爛にカラフルで色々な味が次々と
顕れ、手品を見せられているような気分になりました。もちろん、
無理やり言葉にしようとすると「美味しい」の一言しかありません。

それではあまりに乱暴だろうと、一生懸命感覚を研ぎ澄ませ、
ない頭をフル回転させてふた口めを含むと、よく熟成したグレー
ン原酒のうえに、少量のスモーキーな余市、シェリー、シェリー
と酵母がマジックを起こしたハニー風味、オークのウッド、極々
少量で気づかれない程度のピート、等々が次々に流れるように
やってきます。

その変化のスピードがものすごく速いので、ものすごく多くの
種類の原酒が使われているのだろう、という程度しか分かり
ません(笑)

原酒は、35年以上の長期熟成原酒ばかりですので、強力な
個性によるインパクトのパンチを打って行くというよりは、
しっかり熟成した穏やかな風味を、十二単のように次々と
チラリズムのように目線(舌線?)を奪っていくような見事さ
で、ブレンドしてからマリッジしたかどうかも見当がつきま
せんでした。

結局、どんな味なのかとか、どんな香りなのかとか、どんな
個性なのかとか、どんなブレンドなのかとか、すべての解析を
さらりとかわす「ブレンドとはバランスだ」と、無言で語り
かけているように感じ、やはりただ「美味しい」と一言零れる
だけでございました。

これだけ見事で、お値段もよくなると、私のような者には
「一体、どんな時、どんな人生のイベントで飲めばいいのだ
ろうか」と思ってしまって途方に暮れましたが、帰ってきて
から、そういえば桜が満開のときに飲むのが一番美味しいの
ではないかと思い至りました。あはは!

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