マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

夏の夜はハイランドパーク

2008-07-27 13:25:35 | グルメ

暑い日中がおわり、心地よい疲労感が漂っているような
夏の夜には、空調の効いた部屋でウィスキーをやるのが
一番ですね。

近ごろのように、連日真夏日が続くような酷暑の夜には、
ウィスキーをクラッシュアイスでロックにした、ウィスキー
の”クラッシュミスト”という飲み方がおススメです。

では、ウィスキーなら何でもいいかというと、もちろん
そういう訳ではなく、真夏の夜に最適なウィスキーがあり
ます。

それがハイランドパーク

ハイランドパーク 28年 1977 シングルカスク 48,5% - 700ml.

私は、当代随一のウィスキー評論家マイケル・ジャクソン
氏が何と言おうとハイランドパークが世界一のモルトウィ
スキーだと思っておりまして(笑)、本当にウィスキーを楽
しみたいと感じる夜は、このウィスキーが一番しっくりき
ます。

このウィスキーは、一番若い12年のオフィシャルボトルで
も定価が1万円もする高級ウィスキーで、これを一番初めに
知ったときには雲の上の憧れの存在でした。

それが、90年代の円高とともに並行輸入が入るようになっ
てからは、あれよあれよという間に2980円まで下落して、
あっという間にお茶の間の人気者になってしまい、雲の上を
見上げていた当方の事情も立場もお構いなしに楽しめるよう
になりました(笑)。

そういう個人的な事情はさておいても、本当に世界一のウィ
スキーだと思います。

ちなみに真冬はタリスカー、春はオーヘントッシャン、秋は
余市がよろしいでしょうか。

感謝!




ザ・フェイマス・グラウス ヴィンテージモルト1989

2008-07-04 12:59:31 | グルメ

ニッカブレンダーズ・バーで飲んだウィスキーは、どれ
も珍しいものばかりでちょっとした貴重な体験でした。

そのなかでも特に今回珍しかったものはこれ。


ザ・フェイマス・グラウス

一般に流通しているフェイマス・グラウスの12年物は
グレーン原酒をバッティングしているので、私は普段なら
あまりご縁がないタイプなのですけれど、この1989年の
ヴィンテージ物はモルト原酒だけのバッティングと書かれて
いたので頼んでみました。

私はテイスティング・ノートを書けるほど知識も経験も
ありませんので良く分かりませんが、リッチで香り豊か。
リフィルカスクの豊かさが高いバランスを生み出して
います。

いわゆる世間で言うシングルモルトのイメージは、樽香
とかピート香とか、シェリー香などが持てはやされることが
多いところ、このウィスキーは純粋な熟成を味わえる正統
な味わいが特徴でしょうか。

こういうものというのは、小手先の技術でなんとかなる
種類のものではなく、あくまで正直に丁寧に物を作ることに
一所懸命に取組んだ結果出来上がるものであり、そこに
価値があると思います。

そして、なぜニッカが本社併設のバーにこのウィスキーを
置いているかの意義が透けてみえるような出来事でした。

もし機会があれば、ぜひおすすめしたいウィスキーです。

感謝!



Blender's Bar 4周年

2008-07-03 12:58:47 | グルメ

青山のニッカウヰスキー本社に併設されている、ニッカの
ブレンダーズ・バーが4周年を迎えたので、ちょっと久し
ぶりに行きました。

ニッカウヰスキー本社
▲ニッカウヰスキー本社

中に入ってみると、もちろんすでに満卓で皆さん和気藹々
と大人のお酒を楽しんでいらっしゃいます。こういった
ウィスキーを主体にするバーは軽いお酒で大声で盛り上が
るようなこともなく、あちらこちらで笑い声が聞こえる
程度のところが落ち着いていていいですね。

そんなところに一人で飛び込んだものだから、当然カウ
ンターに通されたのですが、ご当地は天下のウィスキー
メーカが直営するバーの4周年記念日のため、両側にいらっ
しゃる御仁は私など箸にも棒にも掛からない熱烈なニッカ
ファンの方ばかり(笑)。

このブレンドは○○さんのものだとか、アニバーサリーが
どうとか、どこどこの蒸留所に出掛けていったなどの
難しいお話が飛び交っていて熱い熱気を感じたので、私は
一人で大人しく飲んでおりました(笑)。

それでも、やはり他所では飲めないウィスキーばかりを
頼んで楽しく時間が流れ、エアコンがギンギンに効いた
バーで暑い夏の極上の贅沢を楽しませていただきました。

ニッカ・ブレンダーズバー


感謝!