マックいのまたのMalt Whisky Distillery

モルト好きで株式公開/上場(IPO)の経営戦略,マーケティング,M&Aを支援する経営コンサルタントのプライベートブログ

ニッカウヰスキー猪股ブレンド

2007-12-30 16:41:25 | グルメ

先日同業の先輩が北海道余市まで行くというので、キー
モルト・シリーズ
をお願いして買ってきてもらいました。

ニッカウヰスキー余市蒸留所のお邪魔すると、たいてい
無料試飲コーナーで新樽の10年原酒にノックアウトされて、
原酒直売所で目が泳いでしまうものですが(笑)、決して見逃
してはいけないのが、こちらのキーモルト・シリーズです。

原酒の方は4本ばかり余裕があって、次に買いに行くとき
までは持ちそうなので、キーモルトの方をお願いしたのが
真相だったりします(笑)。

買ってきてもらったのは、「Fruity & Rich」「Woody &
Vanillic」「Soft & Dry」の三本。

さて、念願のキーモルトがそろったので、マイブレンドを
つくります♪

レシピは前回書いたのが基本ですが、今回は「Woody &
Vanillic」のアルコール度数が64度と、これだけ突出して
高かったので、「Soft & Dry」でバランスを取ることにして、

Fruity & Richを50%
Woody & Vanillicを38%
Soft & Dryを12%

でブレンドしてみました。

ニッカウヰスキー猪股ブレンド

私のブレンドのイメージは「大胆なのに繊細、カラフルなのに
鮮明なイメージのフィニッシュが続くもの」で、絵画でいうと
長谷川等伯松林図屏風のようなウィスキーです。

格好をつけているようで照れくさいですが、実際こういう種類の
ウィスキーというのは、シングルモルトでもブレンデッドでも
市販の商品ではなかなか飲むことができないので、結局自分で
作るしかありません。コーヒーといいウィスキーといい、いつも
このパターンに陥っております(笑)。

ブレンドしてさっそく試飲してみると、やはりWoody & Vanillic
の新樽の風味が強かったので、ちょっとSoft & Dryを足して修正。
ほぼ狙いどおりのウィスキーができました。

キーモルトのラベルを読むと、「北海道余市蒸留所限定」と
書かれていますが、「Fruity & Rich」と「Soft & Dry」は
飲んでみると、石炭直火蒸留ではないのではないかと感じます
から、この2種類は宮城峡のモルトではないかと思うのですが、
どうなのでしょう?

いずれにせよ、12年物のウィスキーではちょっとあり得ない
レベルのウィスキーだと自負しています(すみません!自画
自賛です、笑)。これは、ニッカウヰスキーのモルトでなければ、
ここまでのレベルのウィスキーにはならないので、ニッカ様々
です(笑)。


感謝!