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町田・生活者ネットワークの活動日記

山口二郎さん、「民主政治の危機」を語る

2013年03月01日 | 活動
今日は参議院議員会館。北海道から雪の空港を発って、少し遅刻をしたと
山口二郎さんが話し始めました。

民主党がやったこと。3年半のあいだに、自殺者を減らし、高校中退者を減らし
年収が400万以下の世帯で払った税金よりもらった手当等が上回った、
求人倍率が改善したなど、民生の部分では効果をあげていたことを
強調した。

それなのに、「ばらまき」と言われてしょんぼりする民主党。
それは、何故その施策を行ったか、何を目的にしていたかなど、理念への理解が
乏しかったせいだ。(へえ?!自分のしたことに理解が無いとは)

これまで特権的な扱いだった政策課題へのアプローチ。NPOや市民運動の人たちが
参与として加わるなど、自民党時代には無かった政治システムの市民への開放が実現した。

しかし民主党は役人の発想にすぐに染まり、既にある法律や予算の都合に合わせる、
というように考えるようになった。国民や被害者のほうを、役所の都合に合わせる。

「問題解決に向けた戦略の欠如」「自民党との対決構図」への躊躇、
政党政治の基本がなってない、などなどが、せっかく交替した政権を短命にした。

日本の政党は今、革新が見る影も無く衰退し、右寄りばかりが目につく。
ふつうの生活感覚をもつ、国民の常識を代表する政党が望まれる。

異なった選択肢があるというのが民主的な政治。そういう野党をこれから10年を覚悟して
育てていこう。三つの理念「脱原発」「反貧困」「平和」くらいを共通理念として
国民の常識を代弁する集団が連携していく必要がある。
「野党なんかでいるのはつまらないですよ。せっかく政権をとってこれからと
思っていたのに」

自民党の話をしよう。3年半の野党の間、潮が引くように訪れる人が居なくなった。
「さびしいものです」その転落の間もなお声をかけ続けてくれたのがナショナリズム集団。
復帰してもその影響があって、今の自民党はかつて無かったほど右傾化している。
(そういうことなのですね)

再び野党になった民主党にも、外から支持し元気づける集団が必要だ。
民主党の中に残っていて欲しい人材は居るから、そういう人を育てていってもらいたい。

(山口二郎さんは、当初は民主党を叱咤激励するように、途中からは自身の気持ちを引き立てるように、
それでいて「ああ」と頭を抱え、そのあと気を取り直すという様子でした)

安倍政権を見れば、市民ならすぐ(本性が)わかると思ったんですが。
これから3ヶ月くらいじゃ、世論が変わる見込みは無いですね。
とにかく、自民党が参院選で勝ったとしてもあきらめず、10年を1クールと覚悟する。
10年後に民主党があるか分からないけど、ともつぶやき、生活者ネットが地域政党として
市民の常識を代表する政治家を育てることに期待すると締めくくりました。

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さて、今日は金曜日。場所は正しく国会議事堂前。
いかずはならないでしょう、金曜パレード。というわけで、1時間ほど並んできました。
「原発反対」「大飯原発、再稼働反対」「六ヶ所原発建設反対」「子どもを守れ」
「未来を守れ」「農地を守れ」「漁業を守れ」「日本を守れ」「世界を守れ」

何万人と集まっていた時に比べると減ったには違いないが、3.11すぐあとの
頃に比べればとてもたくさんの人たちが、三々五々と集まってきては声を揃えています。
今日は珍しく冷気の緩んだ夜。警官は制服組も私服組も沢山いましたし、機動隊カーも、
道路の封鎖もしていました。
きっと、私たちの方が守られていたんだ。ひょっとすると来るかもしれない右寄り集団から。

(お)



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