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Macを仕事で使う際のメリットや問題点と解決法

Mac OS X 10.6 (Snow Leopard) インストール後の確認

2009-08-29 20:08:24 | Mac のソフトウェア

以前、Mac OS X 10.4 (Tiger) で「アーカイブしてインストール」を行ったとき、MS Office のフォントを入れ直したりする必要があったりしたので、Mac OS X 10.6 (Snow Leopard) では、どの程度、インストール前の状態が引き継がれているのか、確認しました。

少し試してみた限りでは、基本的に、プリンタドライバ以外は、全て動いているようです。

1.Firefox / Thunderbird
 今のところ、全く問題なく動いています。

2.MS Office
 フォントの再インストールや、アプリケーションの再設定は全く必要ありませんでした。

3.キーチェーン
 自分で入れた証明書も、全て残っていました。再設定の必要は全くありませんでした。

4.Dock に自分で入れたアイコン
 リンクが切れているということはありませんでした。

5.TWAIN ドライバ
 CanoScan Toolbox 5.0 は、全く問題なく動きました。

6.PhotoStudio 4
 全く問題なく、スキャナからの取り込みが出来ました。

7.VMware Fusion
 すんなり動きました。

8.Skype 2.8
 とりあえず、すんなり立ち上がっています。

9.プリンタドライバ(Canon LIPS LX Ver.1.80)
 Safariから試しに印字してみようとしたところ、プリンタが全く無いという状態だったので、プリンタドライバ(Ver.1.80)をインストールし、システム環境設定から「プリントとファクス」を選び、画面の指示に従って、ウィンドウ内左側のペインの「+」ボタンをクリックし、「プリンタの追加」というウィンドウで、IPアドレスとキューの名前を入れ、「追加」ボタンを押してみましたが、何も起こりませんでした。「キャンセル」ボタンを押せば、キャンセルできます。最新のドライバ(Ver.2.00)は、私が使うプリンタが対象プリンタになっていないので、試してみてはいません。
(2009/10/21 最新のドライバ(Ver.2.00)は、動作することが確認できました。)

10.Flip4Mac
 再設定の必要はありませんでしたが、最初は Safari で Windows Media Playlist(.asx)を再生しようとしたところ、音声だけが再生され、映像が全く出て来ない、という状態でした。同じものを Firefox で再生を試みると、音声も映像も再生されました。
 以下の2つの設定を変えながら試していたところ、何かのはずみで Safari でも表示されるようになりましたが、何度か試してみたところ、100%再現性があるとは言えないことがわかりました。もし、Safari で Windows Media がうまく再生されないときは、以下の設定を変えながら試してみる価値があるかもしれません。
 ・システム環境設定の Flip4Mac の設定で、
    Launch QuickTime Player
   にチェックを入れる。(ただし、最終的には外した状態で使う)
 ・RealPlayer の設定で、RealPlayer で再生するメディアの一覧から
    Windows Media
   のチェックを外す。(でも、チェックの有無は無関係らしい)

 Flip4Mac の「Launch QuickTime Player」にチェックを入れてみると、Safari では何の変化もないように見え、Firefox では、QuickTime Player ではなく、RealPlayer が立ち上がってしまうなど、「?」という挙動を示すようになりました。
 RealPlayer の設定が、Flip4Mac の設定と何か関係があるというのも変な話なのですが、最初の実験では、この設定を変えたとき(Windows Media のチェックを外したとき)、Safari で映像も表示されるようになったので、何か関係があるのかもしれません。

 また、
  Safari で音声しか再生されない(映像が出ない)
  Firefox では、音声も映像も再生された
  再度 Safari で試したところ、音声も映像も再生された
ということもありましたので、
 一度 Firefox で再生してみる
というのも、もしかして、何か意味があるのかもしれません。何がなんだか、よくわかりません。


Mac OS X 10.6 (Snow Leopard) インストール

2009-08-29 19:33:51 | Mac のソフトウェア
Mac OS X 10.6 (Snow Leopard) が、8月28日に発売されたので、早速インストールしてみました。

まず、書類フォルダの中のファイル等をバックアップしてから、再起動。

Snow Leopard のインストールDVDを入れて、指示に従って操作していきました。カスタマイズ項目を見てみると、
 Rosetta
 QuickTime 7
のチェックが外れていて、デフォルトではインストールされないようになっています。Rosetta は入れておきたいので、チェックを入れました。Snow Leopard では QuickTime X がインストールされますが、私の場合、QuickTime 7 を使い続けなければならない理由が無かったので、チェックを入れないままにしておきました。

インストールを開始すると、
 ディスク "Macintosh HD" に Mac OS X をインストール中
という表示が出て、数分間静かになってしまいました。インストールDVDの回転も止まったまま、数分間だんまりしています。その後、インストールDVDが回りだし、インストールが進み始めます。途中、再起動をしたりしながら、およそ1時間ほどで、
 インストールは成功しました
というメッセージが出て、放置しておくと、30秒で再起動します。インストール中は、全く手を触れる必要がありませんでした。

再起動の様子を見ていますと、まず画面一番上のメニューバー左側に、「設定アシスタント」と表示されます。少し待っていると、Dock が表示され、デスクトップ上のアイコンが表示され、それから設定アシスタントのウィンドウが開きました。

見慣れた(?)ユーザー登録画面が表示されますので、内容を確認して、登録を済ませておきました。


多言語対応とパスワード入力時の問題

2009-08-02 11:19:16 | Mac のソフトウェア

Mac は、言語のサポートがよく出来ていて、いろいろな言語の文字を簡単に入力することができます。システム環境設定の「言語環境」の「入力メニュー」タブを開けば、入力メニューに載せる言語を自由に選択できます。(画面のイメージをクリックすると、拡大表示されます。)

1_2

しかし・・・ 問題がないわけでは・・・ ありません・・・

たとえば、Italian や French、German などで入力するとき、キーボードの配置が少し変わります。Italian の場合ですと、ZとWが入れ替わり、MがLの右隣になります。French や German でも、キーボードの配置が少し変わります。

その状態のまま、スリープもしくはスクリーンセーバー状態になったとします。セキュリティ設定で、スリープもしくはスクリーンセーバー状態から復帰するときパスワード入力を要求するようにしている場合、バスワード入力時のキー配置は、入力メニューの状態(Italian、French、German 等)によって決まります。

パスワード入力時に、入力メニューの設定状態の確認は出来ない(画面に表示されていない)ので、「名前」のほうにカーソルを動かして、キーから入力される文字を表示させて確認するか、入力メニューに入れてある全てのパターンでパスワードの入力を試すことになります・・・

パスワード入力時に、入力メニューの切り替えは出来ないようです。 Command + Space でも、Option + Command + Space でも、入力メニューの切り替えは出来ませんでした。

そこで、あまりテストされていないかもしれない、と思われる組合せも試してみました。

French と Polish を入力メニューに入れ、スクリーンセーバーを起動し、復帰させてみました。Polish の場合、ZとYが入れ替わるのですが、パスワード入力時のキーボード配置は French になっていました。Polish に切り替える前の状態が、French であっても、英字であっても、パスワード入力時のキーボード配置は French でした。

複数の言語環境を入力メニューに入れて使う場合、パスワード入力の際にトラブルが生じるかもしれない、ということには、気をつけておいたほうがよさそうです。


ソフトウェア・アップデートの問題

2009-08-02 10:05:09 | Mac のソフトウェア

Mac のソフトウェア・アップデートは、定期的に更新があるかないかを確認し、更新がある場合は、その旨、メッセージを表示してくれるわけですが・・・

更新の内容によって、更新後に再起動が必要な場合があります。その場合は、こんなメッセージが表示されます。(画面のイメージをクリックすると、拡大表示されます。)

1
素直に「インストールして再起動」をクリックすると、パスワードの入力を促されます。

2_2
すると、「再起動を今するかどうか」尋ねられます。

3
素直に「再起動」をクリックします。
Leopard の動作としては、いったん Finder を閉じ、アップデートパッケージのインストールの経過を示すウィンドウが表示されて、再起動するはず・・・ なのですが、インストールの経過を示すウィンドウが表示されることなく再起動し、何事もなかったかのように立ち上がります。

「?」と思い、システム環境設定で、ソフトウェア・アップデートのログを確認してみますと、やはり何もインストールされていません。

ソフトウェア・アップデートによる再起動の場合、再起動から Finder が表示されるまでの時間は、通常の起動から Finder が表示されるまでの時間より、かなり長く感じられるものですが、この時間だけは、ソフトウェアアップデートによる再起動に相応しい時間の長さが感じられました。でも、何もインストールされていないのです。

アップルメニュー(画面左上のアップルマーク)から、「ソフトウェア・アップデート...」を選択して、ソフトウェア・アップデートを行えば、期待通りに、アップデートパッケージのインストールの経過を示すウィンドウが表示され、無事にアップデートされますので、問題というほどの問題ではないのだろうと思います。

なお、ソフトウェア・アップデートによる定期的な更新の有無の確認により、「インストールしますか?」というメッセージが出た場合でも、再起動をしなくてもよい更新の場合であれば、期待通りにアップデートパッケージのインストールが行われます。

Photo

こんなメッセージが出たときは、問題なくインストールが行われます。