下北半島とのんびりオートバイ

下北半島をのんびりツーリングした記録。また、青森県内やその他の地区の旅の記録です。へたくそライダーの日記です。

大雨土砂崩れの傷跡~薬研街道~

2021年08月31日 | 下北半島ツーリング
二枚橋海岸の「ヒバの流木地帯」のあと、薬研へ行ってみました。
薬研街道も土砂崩れが数か所、発生しており、復旧作業が行われていました。
土嚢を置いて、2次災害を防いでいます。
通行止めになりつつある箇所は重機が入って、書き出したり、倒木の撤去を行っています。
復旧作業はまだまだ終わりません。
薬研は道路の陥没もおおいですね。渓流沿いに道路が走っているので、どうしても路肩とかは弱いんでしょうか。
薬研の休憩所(公共駐車場)に着きました。



ここで、持参したお弁当を喰います。
中は、あまりに悲惨なので、「映え」しないので、NGにします。(笑い)
東通りのトマトに、川内町のじゃがいもが入っています。
カッパの湯は、コロナ対策で9/12まで閉鎖!




同じくコロナ対策で奥薬研のセンターハウスも閉鎖!

帰りは、通り過ぎた下流の「山口鮮魚」さんのところへ。
洪水で大打撃を受け、地元の高校生?がボランティアで応援に入っていました。



橋が陥没しています。
もちろん通行止め。いつ崩れ落ちるかわかりません。


これはひどい?なぜ、橋の床から、木が出ている?みたい。

山口さんはニジマスやイワナなどの養殖をしています。
このニジマスが海で育てられて、やがて「海峡サーモン」になります!
それが、大打撃を受けています。再興を願っています。
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大畑町二枚橋海岸の悲劇~大雨土砂災害~

2021年08月31日 | 下北半島ツーリング

大雨の土砂災害から3週間。

まだまだ復旧作業が続いています。

小回りの利くダックスで、小赤川地区へ向かってみました。ですが、木野部峠前で通行止め(関係車両以外)になっていました。もちろん、引き返します。

緊急車両なのか、一般の車なのかわかりませんが、通行している車両がけっこう、ありました。

引き返して、薬研へ行ってみようか、と計画変更!

途中、二枚橋小学校へよって、旧道を通ると、きれいな砂浜が目に入りました。

「行ってみるべし!」

ドラマのように、まっさらな砂浜をかけぬけるんだ~?(笑い)

 と、ところが、・・・!

こ、これは、木材の荒廃?流木の墓場?

廃墟!さらに、驚くことに、これらは、ほとんどが「ヒバの木」!

高級木材の「ひば」が土砂とともに押し流され、海に到達して沖には流れず、この二枚橋の海岸に漂着?したらしいです。

この大木が折れずにそのまま流されてくるとは、自然災害の恐ろしさを感じました。

     廃船も!

二枚橋海岸の数キロ、続いています。

「ひば」が一本!

木の皮は濁流に剥ぎ取られたのでしょうか?

海水に、砂の中に、地上に、いたるところに「ひばの木」が・・・。

近所のおばさんが、いろいろ話してくれました。

「こんなのは、初めてだ・・・」

「年寄りしかいないから、こんなの、片づけられん」

「今は、薪を使うストーブもなくなっているから、誰ももっていかない」

ふだんは、こんなきれいな砂浜がひろがっていたのに。

ここらは、ワカメや昆布もこの海岸でとれるのだそうです。

近所の方が昆布をひっかけていました。

せっかくの昆布やワカメもとることが厳しくなったそうです。

さらには、ウニがとれるのだそうです。いい時は、200万もとれたそう。今年は、この災害とそのあとの海水の高さでかなり厳しいとのこと。

たくさん写真をとったので、帰ろうとして、ダックスに乗り込むと、

またまた、近所のおじいさんが声をかけてくれました。

「こないだ、保険屋が来て、これはひどい、としゃべっていった」

「ここ、片づけるのに、5000万かかる、んだど」

「おめ、バイクさのって、写真撮ってだして、どっかの人(県とか市とかの職員)かど、思った」

「わかめも昆布もウニもだめ、死ぬしかね」

「ここだきゃ、誰もわかねェ」(メディアは風間浦村の土砂崩れ、大畑本村の浸水を取り上げているが、二枚橋はなし?)

海岸で暮らしているお年寄りの家は、現金収入の道が途絶えそうだということです。

災害で苦しむ方々を直接、お話を聞いて、のうのうとしている自分が恥ずかしくなってきました。

一刻も早い復旧を祈っております。また、元の生活に一日も早く戻れますように。

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