
なぜか高速道路を走るのが苦手な僕は、わざわざ降りて、地道や船を使ってしまいます。
四国今治と本州尾道を結ぶしまなみ海道を通れば、今治から目の前の大島まではわずか10分ほど。
そこをわざわざフェリーの時刻表を見て、港で船を待って、やってきた小さなフェリーに乗り込む。
多くの慣れたドライバーの方々は車から降りずに車中で待っていますが、ついつい子どものようにカメラを持って客席部まで。
この日は連休のさなか。お客さんもちらほらいます。
手ぶらで乗り込んだよく似た服装の少年2人は、甲板で会話をすることもなく、ずっと海や景色を見てました。
どこかノスタルジックな雰囲気な写真を撮ってしまったのは、四国に渡るのは船しかなかった時代の瀬戸内で僕が生まれ育ったからでしょうか?
大島の下田水港に到着した後、一目散に降りていった少年2人は、島で待っていた少年から釣竿を受け取り、すぐにそのあたりで糸をたらしていました。