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近畿の秋旅(法隆寺)

2012年11月24日 | 旅行記

住んでいる群馬・前橋もすっかり冬の気配です。今日も夕方には10℃以下。明日は最低気温が2℃の予報です。あと1ヶ月で今年も終わり。早いですね。
さて近畿の旅の続編です。
すでに、藤ノ木古墳や幕末維新(池田屋・近江屋)の龍馬の足跡はお伝えしましたが、今回の旅で一番に行きたかったのは法隆寺です。
皆さんもご存じのように法隆寺は金堂・五重塔をはじめ現存する木造建築では世界最古と言われています。
法隆寺が建立されたのは607年で、推古天皇・聖徳太子による天明天皇の病気祈願が始まりとされています。
670年には焼失したと日本書紀に記されていて、その後再建されたものと考えられています。それでも1300年前の建造物が数多く残っているのはある意味奇跡かもしれませんね。
高校時代、修学旅行で訪れたとき、その伽藍配置が遙か昔のまま残っていることに深く感銘した記憶があります。
大学時代たびたび奈良に行きましたが、法隆寺は30年ぶりでした。
中門の南から見る五重塔や金堂は国家の黎明期からの景色であると考えると改めて感動しましたね。
金堂内の釈迦三尊像や壁画も厳かで、しばし見とれてしまいました。
隣の中宮寺・弥勒菩薩の豊かな微笑みにも癒されました。今回は3年ぶりに正倉院展も行きました。貴重な文物の云われがきちんと伝えられていることはすばらしいことだと改めて感じました。今回は、関西に住んでいる大学時代の後輩2人とも20年ぶりに再会できた貴重な旅でした。

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中門の南から見る五重塔や金堂(木で見えませんが)。この景色は1300年前のままです。

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五重塔と金堂

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金堂。内部には釈迦三尊像も鎮座し、きりっとした独特の雰囲気がいいですね。

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中宮寺。中には弥勒菩薩が鎮座し、来訪者を癒してくれます。


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