歴史と旅と少しのグルメ

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中之条ビエンナーレ VOL.1

2011年10月02日 | まち歩き

すっかり秋めいてきました。朝夕の涼しさは大気がすっかり入れ替わったことを感じさせてくれます。そんな芸術の秋にぴったりなイベントが群馬県中之条町の至る所で開催されています。

そのイベントは「中之条ビエンナーレ」、今年で3回目ですが、昨日初めて行きましたが、町中や里山などの各会場は多くの人でいっぱいでした。会期は10月2日(日)の本日までです。(もっと早く行けば良かった!!)このイベントは2年に1回開催され、100名を超える芸術家が町内の空校舎や町中の建物、外部の空間をキャンバスにして、自己表現を行っており、前回は延べ15万人が訪れたそうです。総合ディレクターの山重さんは中之条町に住み、地元の人との交流を深めるにつれ、活動拠点で作品を発表することが重要だと考えるようになったそうです。展示箇所は43カ所にも及び3日かけなければ回れないほどです。それぞれの芸術家の思いと中之条町の自然や空間とマッチして、来る人に感動を与えてくれます。そして、自然と回遊したくなる仕掛けは町おこしの方法として非常に参考になります。実際住んでいる土地で住民とのタイアップして創りあげ、毎回作品や場所が変わるこのイベントは一過性に終わらず地元密着である限り今後も続いていく気がしました。今年は今日で終わりですが、作品による非日常との遭遇と中之条町の人や自然の癒しがいっぱいですので、皆さんも2年後には是非行ってみてください。

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近藤公園の作品。ハートの集合体で人々が集い、歌い、踊る空間を表現しています

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旧廣盛酒造。たくさんの作品が展示されています

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アーティストの持ち寄った棚や本と廣盛酒造にあった棚とのコラボ。本や思い出はどこへ行くのか。

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人と関係を築けない精神疾患者を表現。アルコール依存者(中央)

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酒に溺れています

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白布で囲われた空間。人との関係を遮断してるのか、またこれから何かが生まれるのか


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