歴史と旅と少しのグルメ

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大阪城と歴史博物館

2011年05月07日 | ブログ

久しぶりに改修後の大阪城と難波京の跡に建つ大阪歴史博物館に行ってきました。季節は梅が咲き始めた頃で大阪城や豊国神社周辺は春めいたきたところでした。大阪城の天守閣は改修後は鮮やかに装飾され、漆の黒と虎の文様の金色のコントラストがきれいでした。当初豊臣秀吉が築城を開始したのは、天正11年(1583)で慶長20年(1615)の大阪夏の陣で豊臣氏が滅びると、元和6年(1620)に徳川秀忠によって改築されました。現在の天守閣やその場所は豊臣氏時代と大きく異なっていますが、そのスケールの大きさは秀逸ですね。今「真田太平記」に再度はまっていますが、関ヶ原の戦い前後の歴史の舞台として大阪城が果たした役割は非常に大きくある意味悲劇の城といえるかもしれませんね。

さて、大阪城の後は大阪歴史博物館に行きました。NHK大阪との複合ビルの10階には奈良時代の難波宮の大極殿の内部が再現されています。原寸大に復元した空間では、直径70センチもある朱塗りの円柱が立ち並び、当時の宮廷内部が見事に再現されています。9階に降りると、本願寺の時代の大阪にタイムスリップします。天下の台所として栄えた大阪をミニチュア模型などでわかりやすく再現しています。7階では大正末期~昭和初期の心斎橋筋、道頓堀などの街角をリアルに再現しており、とてもおもしろかったですよ。博物館のガラス越しには大阪城の全景が見え、現在と過去の相観が楽しめて良かったです。

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壮大な大阪城。改修され金色が光り輝いています

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大阪城内の豊国神社。豊臣秀吉はいまでも多くの人に夢とロマンを与えていますね。

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大阪歴史博物館内10階。難波宮の内部が原寸大で復元されています。

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館内では橋も復元されていました。

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大正~昭和期の芝居小屋も復元されていました。