すすきのゼロ番地飲食店街

再発見!中央区南6条西4丁目に昭和レトロな雰囲気を漂わせる建物
1階が市場、その地下にすすきのゼロ番地飲食店街がある

北海道歴史探訪・すすきの(10)

2012-03-11 | Weblog

南5条駅前通り

 

当時の札幌の状況を、明治時代の新聞「札幌繁盛記」にはこう書かれています。

「その頃の札幌は人家
もまばら。ことに夜は寒い。人夫達はふるさとの地を思い出し、

仕事も手につかず、一人逃げればまた
一人姿を消す」と職人達の逃亡の事情を伝えています。

男の数が多かったため、毎日のように暴力沙汰
が起こり、札幌の治安は手のつけられない状態にありました。

岩村はこのような状態を見て、大切な
労働者をこのままにはしておけないと悩んだあげく、彼らに国の税金を使って

娯楽の場を与えることを思いついたのです。
岩村は開拓監事である薄井龍之に、200メートル四方で歓楽地を作らせ、

薄井の名を一字とって、
「薄野遊郭」と名づけました。東京から芸者数十名がこのすすきのに

呼び寄せられ、殺風景だった
札幌の町並みが一気に華やかになったのです。

すすきのには労働者だけではなく、高級官僚も多く
訪れるため、今でいう官官接待も頻繁に行われていました。こうして、

岩村も含め、男達の生活に
潤いが出来たため、治安も安定するようになりました。
札幌の建設を着工してようやく軌道に乗り始めた明治6年、岩村は突然

辞職させられてしまいます。
原因は、開拓長官の黒田清隆との衝突でした。もともと性格が

合わなかった彼らは、ことごとく意見が
衝突しついに岩村は東京に帰されてしまったのです。

=つづく=


 

営業のご案内(東側)

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    • 焼もの          011-531-7707     北川 孝子
    • ta!sixun         011-552-3988     大野 泰介
    • そばびより朱月菴    011-562-8081     松倉 隆浩
    • 酒房 あお柳      011-521-1566     高山千恵子
    • 酒房 花だいこん   090-9082-5068     能戸 幸子

 


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