南5条駅前通り
当時の札幌の状況を、明治時代の新聞「札幌繁盛記」にはこう書かれています。
「その頃の札幌は人家
もまばら。ことに夜は寒い。人夫達はふるさとの地を思い出し、
仕事も手につかず、一人逃げればまた
一人姿を消す」と職人達の逃亡の事情を伝えています。
男の数が多かったため、毎日のように暴力沙汰
が起こり、札幌の治安は手のつけられない状態にありました。
岩村はこのような状態を見て、大切な
労働者をこのままにはしておけないと悩んだあげく、彼らに国の税金を使って
娯楽の場を与えることを思いついたのです。
岩村は開拓監事である薄井龍之に、200メートル四方で歓楽地を作らせ、
薄井の名を一字とって、
「薄野遊郭」と名づけました。東京から芸者数十名がこのすすきのに
呼び寄せられ、殺風景だった
札幌の町並みが一気に華やかになったのです。
すすきのには労働者だけではなく、高級官僚も多く
訪れるため、今でいう官官接待も頻繁に行われていました。こうして、
岩村も含め、男達の生活に
潤いが出来たため、治安も安定するようになりました。
札幌の建設を着工してようやく軌道に乗り始めた明治6年、岩村は突然
辞職させられてしまいます。
原因は、開拓長官の黒田清隆との衝突でした。もともと性格が
合わなかった彼らは、ことごとく意見が
衝突しついに岩村は東京に帰されてしまったのです。
=つづく=
営業のご案内(東側)
-
Bar あきら house 011-827-5531 成澤 知美
-
スナック ふるさと 011-531-6324 秋野ツヤ子
-
焼もの 藤 011-531-7707 北川 孝子
-
ta!sixun 011-552-3988 大野 泰介
-
そばびより朱月菴 011-562-8081 松倉 隆浩
-
酒房 あお柳 011-521-1566 高山千恵子
-
酒房 花だいこん 090-9082-5068 能戸 幸子