すすきのゼロ番地飲食店街

再発見!中央区南6条西4丁目に昭和レトロな雰囲気を漂わせる建物
1階が市場、その地下にすすきのゼロ番地飲食店街がある

すすきの・歴史を訪ねて【7】

2010-07-08 | Weblog

          
          
 
    about ==すすきの==
すすきのについて

 全国的に有名な歓楽街ススキノ。
けれども不思議なことに、どの札幌地図を捜しても、正式な地名としては、お目にかかりません。せいぜい地下鉄や市電の駅名ぐらいなものです。その名称も 「すすきの」なのか「薄野」なのか、それでもなんとなく通じるのがススキノらしいところで、とても不思議な街です。

  ススキノの特徴はその店舗の数もさることながら、高層化したビルの群の中で立体的に広がった状態にもあります。ひとつのビルの中に飲食店もあれば風俗営 業店もあり、隣にはホテルや関連施設があったりとおよそ考えられる業種がすべてひしめきあっています。まさに夢の街、アラビアンナイトの日本版といったと ころです。

  “眠らない街、ススキノ”の夜の人口は約8万人。こんなススキノのもうひとつの特徴は治安のよさでしょう。宵越しに、若い女性ばかりで飲み明かしても、まず安全という全国でも希な歓楽街で、すすきのの性格をよく表わしています。 
道民の開放的気質がそうさせたのか、地域関係者の努力なのか、北の歓楽街の誇りと自信がそこにあります。とはいえ、一部には観光客相手に不当な料金を請求 するといった不心得な店もあるので、地元の人やタクシーのドライバー、宿泊先の従業員などの〈情報〉を得てから繰り出すのが得策です。ともあれ、このサイ トを参考に、ススキノの街を満喫してください。
               ・・・つづく・・・

           
 
          スナック  ちろる   TEL 011-521-4482  

 開店から40年になる<ちろる>。「開店した頃は札幌五輪の直前でススキノ中が元気でしたね」と当時を振り返る関憲子ママ。「今では親子二代で来られるお客様もいらっしゃるんですよ」と長く店に通う常連客も多い。
奥行きのある広い店内にはママと女性スタッフの笑顔があふれ“アットホーム”という言葉がぴったり。

夏は北海道の豊かな四季を肌で感じるため?に大きな扇風機2台で乗り切る。「店にエアコンはありません。
今の時代はエコに専念しないと」と憲子ママは笑う。
ゼロ番地の“温かさ”を知り、ゆったりとした時間の流れを楽しめる店だ。


         スナック  札ちょん  TEL 011-512-4325

薄野ゼロ番地飲食業協同組合の理事長でもあるマスター太田正師さんのお店は、来年でオープン45周年。お店のスタッフとお客さんとの家族のような語らいで思わず微笑ましくなってしまう。ゆったり、まったり時が過ぎていくアットホームで明朗会計なスナックだ。ゼロ番地はここ2、3年で店が入れ替わり、若い人が運営する店も増えた。
「昔からある店がなくなってしまうのは寂しい気もするが、ゼロ番地の改善点など、アイディアをだしてくれるので、刺激があり嬉しい」と太田さん。お店同士仲が良く、ゼロ番地が一体となって協力し合ってる様子が、どの店からもうかがえる。