ヒーリングノート[東洋医学 漢方薬 中医学 手技療法(接骨 整骨 整体 カイロプラクティックを除く) 鍼灸(針灸)]

真実は一つ!自然の理にかなった健康情報.
施術所 鍼灸院 治療院 趣味の話題.
※症例は患者様の同医済み.

水でも痛む口内炎に。

2014-06-22 06:27:39 | 内科(風邪.呼吸器.胃腸.消化器)
口内炎は現代医学的にはいろいろと種類がありますが、
ここではアフタ性口内炎について触れてみたいと思います。
口内炎を治してくれと来られる患者さんはほとんどいませんが、問診で口内炎があると言われる方はけっこうおられます。
治療についてはいろいろな方法があるものの、いったん発祥したら時がくるまで治らないという印象です。
しかし東洋医学は全体治療なので、保健目的で定期的に治療していると口内炎が減ってきたということはよくあります。

問題は発祥してしまった口内炎の痛みをどう和らげるかということになります。
まず原因については、
・免疫力の低下
・唾液・睡眠・ビタミン不足
・ストレス
・口腔内の不衛生・粘膜の損傷…
これらを気に心当たりがない場合は、
・歯科用金属(かぶせ、クラウン)による金属アレルギー
・薬物の副作用
などがあります。
歯の治療をしてから口内炎がよくできるようになったと言う方は医療機関に相談されたほうがいいと思います。
降圧剤、抗不安剤、解熱鎮痛消炎剤などの薬物の中には副作用として口内炎が明記されているものもありますので、常用している薬の副作用も調べて、もしもあれば主治医に相談されたほうがよいと思います。
ちなみにあのノバルティスファーマの「バルサルタン」の副作用にも口内炎があります。

この中で口腔内の不衛生に対して清潔を保つというのは、どのタイプの口内炎でも言えることです。
しかしながら重症の口内炎では痛くて水で洗浄することもできません。
もちろん消毒液では水以上にしみるのではないかという不安があります。。
ほっておいたら雑菌が繁殖して症状を悪化させてしまいます。

そこで登場するのが食塩水です。
よけいにしみるんじゃないかと不安に思われるかもしれませんが、実際にやってもらったら「あれ?」と思われるはずです。
塩の分量は、生理的食塩水(蒸留水1000ml 中食塩(塩化ナトリウム)9g)と同じです。
そこまで正確にしなくとも適当な分量で大丈夫です。
例えばコップ一杯の水に対してそこに塩を小さじ一杯入れます。
コップが大きい場合は小さじ山盛り一杯というように調節していきます。
ぬるま湯であれば更に刺激は少ないです。
ただ家庭用の水道水では残留塩素が入っていて、水質の悪いところでは塩素の含有量が多いと言われてます。
塩素は粘膜を刺激するのでこれを除去します。
簡単な方法としては、コップ一杯にレモン汁を一滴入れるだけです。
これで塩素が化学変化を起こして、酸化ビタミンC+水+塩になるようです。
なぜそうなるのかは「塩素 レモン汁」で検索したら詳しくでてくると思われるのでここでは割愛します。
塩水だけでも十分痛みは和らぐので、変わらなければレモンは必要ありません。

原因としてあまり言われてないことですが、気候を含め環境の変化もあると思うんです。
もちろんそれだけでなく、精神的ストレスもあって、口にでたら口内炎で、胃にでたら胃潰瘍というように、人によってでる場所が違うだけのこととも言えます。
これらは免疫力の低下の要因でもあり、発祥しているときは体調もすぐれないはずです。こういう時は口腔内の不衛生に対しての抵抗力も落ちてきます。
東洋医学は自然治癒力を高めることを得意としてますので、言い方を変えれば免疫力を上げることになります。


【勉強ノート】
舌にできる体質
心兪 神門 三陰交 足三里

歯茎などにできる体質
膈兪 肝兪 脾兪 公孫 足三里 三陰交


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。