インフルエンザやノロウィルスの騒ぎが終息しつつあるところにまたまた中国の
大気汚染が日本に...というマスクが必要な事態となっています。さらに花粉症の時期も控えていて、いつになったら気持ちよく深呼吸できるのだろうと考えてしまいます。
マスクをしていても体内には一呼吸でいろいろなものが入り込んでしまいます。
まず両方の鼻から入った空気は上咽頭「喉チンコの裏」というところで合します。
この上咽頭でウィルスや有害物質を捕らえてくれて、体内の侵入をくい止めます。
むろん口呼吸は論外です。そして炎症という過程を経て処理するので普通の人でも
よく起こることです。
しかし汚染された大気の中で生活しているとこの上咽頭は常に炎症を起こし続け
慢性上咽頭炎という状態になってしまいます。こうなると風邪や花粉症の季節になると症状は悪化します。
そこでどうするかというと単純にこの上咽頭の掃除をしてやればいいわけです。
この部位は普通のうがいでは洗浄できないので鼻から水を入れます。
「痛そうー」と思われるかもしれませんが実際にやってみると想像していた痛みがないのに驚かれると思います。
方法は最後に書きますが生理的食塩水を使いますので痛みはありません。 これでうちの家は今のところ風邪らしい症状はでてません。
この上咽頭洗浄で風邪はもとより鼻づまり、咽頭痛、イガイガ感、によいのは
わかりますが、特筆すべきことは実はほかにあり、以下の症状や病気に対して有効であったという報告が出ていることです。
◆歯痛
◆口内炎
◆歯槽膿漏
◆扁桃炎
◆舌縁潰瘍
◆胃潰瘍
◆自律神経失調症
◆頭痛、扁桃痛
◆めまい
◆肩こり
◆首こり
◆顔面痛
◆微熱
◆イライラ感
◆疲れやすい
◆不眠
◆食欲不振
◆血圧異常(低血圧、高血圧)
◆神経症
◆心身症
◆チック症
◆アレルギー
◆鼻アレルギー
◆アトピー性皮膚炎)
◆花粉症の軽減
◆気管支喘息
◆蕁麻疹
◆潰瘍性大腸炎
◆リウマチの軽減
◆糖尿病
◆紅斑性狼瘡、
◆白ろう病、
◆掌蹠膿疱症、
◆ベーシェット病、
◆ネフローゼ症候群
◆IgA腎症
ここまで列記されるとちょっと眉唾物になるのではないかと思います。
これらの疾患や症状をざっと見ると自律神経やストレスの関与が指摘されているものが多いことに気づきます。
上咽頭はそんなに重要な部位なのかと思うわけなのですが、解剖学的に考察している先生の文書から引用しますと、「上咽頭の天蓋部は脳のストレス中枢である視床下部とは比較的近い位置にあって、上咽頭がストレスに影響を受けやすいことが想像できる」とおっしゃっていて、さらに、発生学的に、上咽頭は内胚葉由来、鼻腔は外肺葉由来なので役割が違う根拠となるわけです。
また泌尿器疾患もありますがこの上咽頭の研究発表された先生が泌尿器科の堀田 修という先生です。もともとある腎臓疾患で難治な患者の共通点として慢性の上咽頭炎があったということかに着目されたということです。やはり専門外であるからわかったとも言えます。この先生は世界的な研究をされ
医学界では常識が変わったことから「堀田前・堀田後」と言われるくらいの功績を残されたそうです。
先生自身も上咽頭の洗浄を「鼻うがい」として本を出されているので検索してみてください。
それではそれでは方法をちょっと書いておきますいろいろと方法はあるみたいですが簡単なやつを一つ。
① 0.9㌫の食塩水とスポイトを用意する。
※生理的食塩水の濃度で500ccの水に対して小さじ一杯。
※スポイトの容量は2~4cc入るくらいのもの。
② 上を向きスポイドに入れた水を片方ずつ鼻孔から注入する。
※頭の角度は約60度であまり傾けすぎないように注意する。
③ 喉に浸みわたるような感覚があればOK。
ということですがこれは軽度の方の方法であるので詳しくは堀田先生の本を一読ください。
慢性病に悩まされている方は是非励行してみてください。たとえその慢性病が治らなくても体にとってはいいことだと思います。
そこで鍼灸師が考えるのはこの上咽頭炎に対して有効な経穴があるのかということになりますが、専門医が反応点として報告されているものが経穴とほぼ一致していたので次回はそのへんをレポートします。
大気汚染が日本に...というマスクが必要な事態となっています。さらに花粉症の時期も控えていて、いつになったら気持ちよく深呼吸できるのだろうと考えてしまいます。
マスクをしていても体内には一呼吸でいろいろなものが入り込んでしまいます。
まず両方の鼻から入った空気は上咽頭「喉チンコの裏」というところで合します。
この上咽頭でウィルスや有害物質を捕らえてくれて、体内の侵入をくい止めます。
むろん口呼吸は論外です。そして炎症という過程を経て処理するので普通の人でも
よく起こることです。
しかし汚染された大気の中で生活しているとこの上咽頭は常に炎症を起こし続け
慢性上咽頭炎という状態になってしまいます。こうなると風邪や花粉症の季節になると症状は悪化します。
そこでどうするかというと単純にこの上咽頭の掃除をしてやればいいわけです。
この部位は普通のうがいでは洗浄できないので鼻から水を入れます。
「痛そうー」と思われるかもしれませんが実際にやってみると想像していた痛みがないのに驚かれると思います。
方法は最後に書きますが生理的食塩水を使いますので痛みはありません。 これでうちの家は今のところ風邪らしい症状はでてません。
この上咽頭洗浄で風邪はもとより鼻づまり、咽頭痛、イガイガ感、によいのは
わかりますが、特筆すべきことは実はほかにあり、以下の症状や病気に対して有効であったという報告が出ていることです。
◆歯痛
◆口内炎
◆歯槽膿漏
◆扁桃炎
◆舌縁潰瘍
◆胃潰瘍
◆自律神経失調症
◆頭痛、扁桃痛
◆めまい
◆肩こり
◆首こり
◆顔面痛
◆微熱
◆イライラ感
◆疲れやすい
◆不眠
◆食欲不振
◆血圧異常(低血圧、高血圧)
◆神経症
◆心身症
◆チック症
◆アレルギー
◆鼻アレルギー
◆アトピー性皮膚炎)
◆花粉症の軽減
◆気管支喘息
◆蕁麻疹
◆潰瘍性大腸炎
◆リウマチの軽減
◆糖尿病
◆紅斑性狼瘡、
◆白ろう病、
◆掌蹠膿疱症、
◆ベーシェット病、
◆ネフローゼ症候群
◆IgA腎症
ここまで列記されるとちょっと眉唾物になるのではないかと思います。
これらの疾患や症状をざっと見ると自律神経やストレスの関与が指摘されているものが多いことに気づきます。
上咽頭はそんなに重要な部位なのかと思うわけなのですが、解剖学的に考察している先生の文書から引用しますと、「上咽頭の天蓋部は脳のストレス中枢である視床下部とは比較的近い位置にあって、上咽頭がストレスに影響を受けやすいことが想像できる」とおっしゃっていて、さらに、発生学的に、上咽頭は内胚葉由来、鼻腔は外肺葉由来なので役割が違う根拠となるわけです。
また泌尿器疾患もありますがこの上咽頭の研究発表された先生が泌尿器科の堀田 修という先生です。もともとある腎臓疾患で難治な患者の共通点として慢性の上咽頭炎があったということかに着目されたということです。やはり専門外であるからわかったとも言えます。この先生は世界的な研究をされ
医学界では常識が変わったことから「堀田前・堀田後」と言われるくらいの功績を残されたそうです。
先生自身も上咽頭の洗浄を「鼻うがい」として本を出されているので検索してみてください。
それではそれでは方法をちょっと書いておきますいろいろと方法はあるみたいですが簡単なやつを一つ。
① 0.9㌫の食塩水とスポイトを用意する。
※生理的食塩水の濃度で500ccの水に対して小さじ一杯。
※スポイトの容量は2~4cc入るくらいのもの。
② 上を向きスポイドに入れた水を片方ずつ鼻孔から注入する。
※頭の角度は約60度であまり傾けすぎないように注意する。
③ 喉に浸みわたるような感覚があればOK。
ということですがこれは軽度の方の方法であるので詳しくは堀田先生の本を一読ください。
慢性病に悩まされている方は是非励行してみてください。たとえその慢性病が治らなくても体にとってはいいことだと思います。
そこで鍼灸師が考えるのはこの上咽頭炎に対して有効な経穴があるのかということになりますが、専門医が反応点として報告されているものが経穴とほぼ一致していたので次回はそのへんをレポートします。